学習の悩み・選び方

中2で比較級・最上級がわからない|erとmoreで止まる理由

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中2の英語で、比較の単元に入ったところで英語の点が落ちる子がいます。比較とは「AはBより背が高い」「クラスでいちばん速い」のように、2つ以上をくらべる言い方のことです。

結論から書くと、比較でつまずく子の多くは、意味ではなく「形の作り方」と「いっしょに使う語」で止まっています。taller と more famous のどちらにするか、the と than のどちらを付けるか、in と of のどちらを使うかで迷っています。

どれも決まりの数は少なく、表1枚で整理できます。この記事では、家庭で10分でできる確認と、止まり方別の直し方を書きます。親が英語を教えられなくても、答え合わせだけで進められる内容です。

比較の単元でつまずきやすい理由

比較は、1つの単元のなかで覚える形が3種類あります。くらべ方ごとに、単語の形と前後に付く語がそろって変わるためです。

  • 原級(げんきゅう):形を変えない。as tall as(〜と同じくらい背が高い)
  • 比較級:2つをくらべる。taller than(〜より背が高い)
  • 最上級:3つ以上のなかでいちばん。the tallest(いちばん背が高い)

習う時期は、使う教科書と学校の進み方で違います。テスト範囲表に「比較」「er・est」とあれば、この記事の内容が当てはまります。

止まりやすい場所は4つあります。

  • 形の作り方:er を付けるか、前に more を置くか
  • つづりの変化:big → bigger、easy → easier のように形が変わる語がある
  • 組み合わせ:比較級には than、最上級には the が付く
  • in と of:最上級のうしろの「〜のなかで」の言い方が2つある

4つのどこで止まっているかは、子どもによって違います。止まった場所が分かれば、戻る範囲は小さく済みます。

3つの形と組み合わせる語の早見表

比較の問題は、くらべ方ごとに「いっしょに使う語」を覚えると解けるものが大半です。中学のテストで問われる組み合わせは決まっています。

中2英語 | 比較

3つのくらべ方といっしょに使う語

形といっしょに付く語をセットで覚えます

thantheas 〜 as
原級(同じくらい) as tall as Ken × 使わない × 使わない ○ 形を変えずにはさむ
比較級(2つをくらべる) taller than Ken ○ うしろに付ける × 付けない × 使わない
最上級(いちばん) the tallest in my class × 使わない △ 前に付ける(例外あり) × 使わない
  • ※中学の定期テストで出やすい形に絞った表です
  • ※最上級の the は、副詞(速く走る等)の最上級では省くこともあります。中学のテストでは the を付けて覚えれば足ります

まなびとこども

表のなかで子どもがいちばん混ぜやすいのは、比較級に the を付けたり、最上級に than を付けたりする誤りです。「than は比較級だけ、the は最上級だけ」と2行で言えるようにすると、組み合わせの誤りは減ります。

er と more の分け方

er を付けるか more を置くかは、単語の長さで決まります。迷ったら、次の2つの決まりで判断します。

  • 短い語(tall・old・fast など):er・est を付ける
  • 長い語(beautiful・interesting・popular・famous など):前に more・most を置く

形が丸ごと変わる語は、決まりで考えずに暗記します。中学で出てくるのは主に次の3組です。

もとの形比較級最上級
good・well(よい・上手に)betterbest
many・much(多い)moremost
bad(悪い)worseworst

er を付けるときに、つづりが変わる語もあります。

  • e で終わる語:r・st だけ付ける(large → larger → largest)
  • 子音字+y で終わる語:y を i に変える(easy → easier → easiest)
  • 短い母音+子音字で終わる語:最後の文字を重ねる(big → bigger、hot → hotter)

つづりの変化は、テストで書かせる問題によく出ます。教科書に出てきた語だけを、もとの形・er・est の3列でノートに書き出すと、覚える量が見えて安心します。

家庭でできる10分の確認

止まっている場所は、親が英語を教えられなくても確かめられます。答えを手元に置いて解いてもらい、合っているかを見るだけです。

確認1:形の作り方(3分)

次の語を比較級と最上級にしてもらいます。

  • tall → (taller / tallest)
  • famous → (more famous / most famous)
  • good → (better / best)
  • big → (bigger / biggest)

famous を famouser にしたら「長さの決まり」で止まっています。big を biger にしたら「つづりの変化」で止まっています。

確認2:than と the(3分)

次の文の( )に入る語を答えてもらいます。

  • Ken is taller (than) Yuki.
  • Ken is (the) tallest in my class.

比較級に the を入れる、最上級に than を入れる場合は、組み合わせで止まっています。

確認3:in と of(4分)

次の文の( )に in か of を入れてもらいます。

  • She is the fastest (in) our class.
  • This is the most interesting book (of) the three.

**in は「場所や集団のなかで」、of は「数や all のなかで」**が目安です。our class・Japan のような1つのまとまりなら in、the three・all のような数なら of を使います。ここで迷う子は多く、中2の比較で点を落とす場所の1つです。

止まり方別の直し方

確認で見つけた場所だけを直します。平日1回10〜15分で、1か所ずつ進めると負担が小さく済みます。

長さの決まりで止まっている場合

教科書とワークに出てくる形容詞を、er 型と more 型の2列に分けて書き出します。中学で more 型になる語は、beautiful・interesting・popular・famous・difficult・important など数が限られています。more 型の語だけを覚えれば、残りは er 型と判断できます。

more taller のように、er と more を両方付ける誤りもよく出ます。「er か more のどちらか1つ」と声に出して確かめさせてください。

つづりの変化で止まっている場合

3つの決まり(e で終わる・y で終わる・文字を重ねる)を、1日1つずつ扱います。big・hot・easy・large のように、教科書に出る語で練習すると覚える量が少なく済みます。

than と the で止まっている場合

文を1つ読んだら、「2つをくらべているか、いちばんを言っているか」を日本語で答えさせます。日本語で「〜より」が入れば than、「いちばん」が入れば the です。英語の形に入る前に、日本語でくらべ方を決める練習が効きます。

原級(as 〜 as)で止まっている場合

as taller as のように、あいだの語を比較級にする誤りが目立ちます。as と as のあいだは、形を変えない語が入ると1行で覚えます。

not as 〜 as は「〜ほど…ではない」という意味になります。I am not as tall as Ken. は「私はケンほど背が高くない」です。否定の形は、日本語訳を書かせる問題で出やすい部分です。

家庭で直しにくいときの外の力の使い方

止まった場所が1つなら、家庭の10〜15分で直せます。家庭で直しにくいのは、次のような場合です。

  • 比較だけでなく、不定詞や動名詞など前の単元にも抜けがある
  • 確認をしても、どこで止まっているか親子で見分けられない
  • 親が答え合わせをすると、ケンカになって続かない

前の単元まで抜けている場合は、どこまで戻るかを決める役を外に任せると早く進みます。英語の前の単元の抜けは中2で不定詞がわからない|3つの用法でつまずく理由と直し方でも確認できます。

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よくある質問

Q. 比較の単元は、高校受験でも出ますか。 比較は中学で習う文法の1つで、高校入試でも並べ替えや書き換えの問題に使われます。中2のうちに抜けを残さないほうが、3年生の復習が楽になります。

Q. very taller と書いてしまいます。 比較級を強めるときは、very ではなく much を使います。much taller で「ずっと背が高い」の意味です。中2の段階では「比較級の前に very は付けない」と覚えれば足ります。

Q. Which と Who の疑問文が苦手です。 「どちらが〜ですか」は Which is taller, A or B? のように、比較級のあとに A or B を置きます。人について聞くときは Who を使うこともあります。答え方は A is. のように、主語と is だけで答えるのが基本です。

Q. like 〜 better と like 〜 the best の違いが分かりません。 2つのなかで好きなほうは like A better than B、3つ以上のなかでいちばん好きなものは like A the best です。better と best の使い分けは、比較級と最上級の決まりと同じです。

Q. 三単現のsもまだ抜けることがあります。 三単現の抜けは、比較とは別の場所で止まっています。中1の内容は中1で三単現のsがわからない|doesで止まる理由と家庭での直し方で、確認テストから始められます。

まとめ

中2で比較が分からなくなる原因は、形の作り方・つづりの変化・than と the の組み合わせ・in と of のどれかにあります。やることは3つです。

  1. 確認1〜3で、止まっている場所を1つに絞る
  2. 止まった場所に合わせて、平日10〜15分で1か所だけ直す
  3. 前の単元にも抜けがあるときは、戻る範囲を決める役を外に任せる

比較の決まりは、表1枚とノート1ページで整理できる量です。苦手意識が固まる前に、教科書に出た語の書き出しから始めてください。

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参考にした情報

  • オンライン家庭教師e-Live 公式サイト(対象学年・授業形式・授業料・使用端末。最終確認日:2026-10-10)

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