学習の悩み・選び方

中2で動名詞がわからない|不定詞との使い分けで止まる理由

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中2の2学期、不定詞のあとに動名詞が出てきたところで英語の点が落ちる子がいます。動名詞とは「動詞にingを付けて『〜すること』の意味にした形」のことです。

結論から書くと、動名詞でつまずく子の多くは意味ではなく「形の選び方」で止まっています。I enjoy playing と I want to play は、どちらも「〜すること」です。それでも形が違うのは、前に来る動詞(enjoy と want)で決まるからです。この決まりを知らないまま、意味で選ぼうとして迷っています。

この記事では、家庭で10分でできる確認と、止まり方別の直し方を順に書きます。親が英語を教えられなくても、答え合わせだけで進められる内容です。

動名詞が不定詞のあとにつまずきやすい理由

動名詞は、直前に習った不定詞と意味が重なる単元です。不定詞の「〜すること」(名詞的用法)と、動名詞の「〜すること」は日本語にすると同じになります。

習う時期は教科書と学校によって違います。2学期の定期テストで、不定詞と一緒に範囲に入ることもあります。テスト範囲表に「動名詞」「〜ing」とあれば、この記事の内容が当てはまります。

止まりやすい場所は4つあります。

  • 形の選び方:enjoy のあとは ing、want のあとは to と、前の動詞で決まる
  • ingの付け方:run → running、make → making のように、つづりが変わる動詞がある
  • 前置詞のあと:at・for・of などのあとは、to ではなく ing の形になる
  • 進行形との区別:I am playing(今している)と I like playing(すること)が同じ形に見える

4つのうち、どこで止まっているかは子どもによって違います。止まった場所が分かれば、戻る範囲は小さく済みます。

前の動詞で形が決まるしくみ

to と ing のどちらを使うかは、意味で考えるより、前の動詞ごとに覚えるほうが早く正確になります。中学で出てくる動詞は数が限られているためです。

中学のテストでよく出る動詞を、3つのグループに分けると次のようになります。

中2英語 | 動名詞と不定詞

前の動詞で決まる「to」と「ing」

意味で選ばず、前の動詞ごとに覚えます

to+動詞動詞+ing
want・hope・decide これからすることを表す ○ 使える × 使わない
enjoy・finish している・したことを表す × 使わない ○ 使える
stop 形で意味が変わる △ 「〜するために立ち止まる」になる ○ 「〜するのをやめる」
like・love・start・begin どちらでもよい ○ 使える ○ 使える
  • ※中学の定期テストで出やすい動詞に絞った表です
  • ※at・for・of などの前置詞のあとは ing の形だけになります

まなびとこども

覚え方の目安として、want・hope・decide は「これから先のこと」を言う動詞です。enjoy・finish は「今している・もうしたこと」について言う動詞です。ただし、目安だけで判断させると迷う子もいます。テスト前は、教科書に出てきた動詞だけを表にして暗記するほうが確実です。

stop は形によって意味が変わる動詞です。He stopped talking. は「話すのをやめた」、He stopped to talk. は「話すために立ち止まった」になります。中2の段階では、stop のあとは ing の形で覚えておけば多くの問題に対応できます。

家庭でできる10分の確認

止まっている場所は、親が英語を教えられなくても確かめられます。答えを手元に置いて解いてもらい、合っているかを見るだけです。

確認1 前の動詞で形を選べるか

正しいほうを選ばせます。答えはかっこのあとに書いてあります。

  • I enjoy ( to swim / swimming ) in the sea.(swimming)
  • I want ( to visit / visiting ) Kyoto.(to visit)
  • Did you finish ( to clean / cleaning ) your room?(cleaning)
  • She hopes ( to be / being ) a doctor.(to be)
  • He started ( to run / running ) .(どちらも正解)

5問中4問以上合えば、形の選び方は大丈夫です。最後の問題を「どちらも正解」と答えられなくても、ここでは減点しません。

確認2 ingを正しく付けられるか

次の動詞にingを付けて書いてもらいます。

  • swim(swimming)
  • make(making)
  • study(studying)
  • write(writing)
  • run(running)

swim と run は最後の文字を重ねます。make と write は最後の e を取ってから ing を付けます。study はそのまま ing を付けます。

確認3 前置詞のあとの形と進行形の区別

次の2つを日本語にしてもらいます。

  • I’m good at playing the piano.(ピアノをひくのが得意だ)
  • I am playing the piano now.(今ピアノをひいている)

最後に、次の日本語を英語にしてもらいます。

  • 来てくれてありがとう。(Thank you for coming.)

結果の読み取り方

止まった場所原因戻す範囲
確認1で詰まる前の動詞で形が決まることを知らない動名詞の単元の最初
確認2で詰まるingの付け方のきまりがあいまい中1の現在進行形
確認3で詰まる前置詞のあとや進行形との区別ができない動名詞の単元の後半
3つとも通る理解はできている戻さず、テストの解き方を見直す

確認2のつづりで止まっている場合、原因は動名詞ではなく中1の現在進行形にあります。ingの付け方は、現在進行形で初めて習うきまりと同じだからです。

止まり方別の直し方

戻る場所が決まったら、平日に10〜15分ずつ進めます。英語の形は、まとめて1時間やるより、毎日少しずつのほうが残りやすくなります。

形の選び方で止まる子

ノートを縦に2つに分け、左に「to だけ」、右に「ing だけ」と書きます。教科書とワークに出てきた動詞を、どちらかの列に書き足していきます。

1日の練習は、動詞を3つ選んで短い文を作るだけで足ります。enjoy なら I enjoy reading. のように、自分のことを書かせると覚えやすくなります。like や start のような両方使える動詞は、表の下に別枠で書きます。

ingのつづりで止まる子

中1の教科書かワークの、現在進行形のページに戻ります。ingの付け方は次の3通りだけです。

  • ほとんどの動詞:そのまま ing を付ける(play → playing、study → studying)
  • 最後が e の動詞:e を取って ing を付ける(make → making、use → using)
  • 短い動詞の一部:最後の文字を重ねる(run → running、swim → swimming、sit → sitting)

3つ目の「重ねる動詞」は数が少ないため、教科書に出てきたものを丸ごと覚えます。1週間ほど、毎日5語ずつ書く練習で形が定着する子が多い部分です。進み方には個人差があります。

前置詞のあとや進行形で止まる子

at・for・of・about などの前置詞のあとには、動詞をそのまま置けません。前置詞のあとに動詞を置きたいときは、ing の形にします。中学でよく出る形を、次の3つだけ先に覚えます。

  • be good at 〜ing(〜するのが得意だ)
  • Thank you for 〜ing(〜してくれてありがとう)
  • How about 〜ing?(〜するのはどう?)

進行形との区別は、ingの前に am・is・are があるかで見分けます。am・is・are があれば「〜している」、enjoy や like の後ろなら「〜すること」です。教科書の本文から ing の付いた語を全部探し、どちらの意味かを言わせる練習が効きます。

立て直しで避けたいこと

  • 不定詞と動名詞をまとめて一度に復習する:形の選び方で止まっている子は、両方を同時に見るとさらに混ざる
  • 意味の違いだけで説明する:「未来だから to」は目安で、例外の like・start で混乱する
  • 高校で習う使い分けまで先に教える:remember や forget の使い分けは、中学の定期テストでは出ないことが多い
  • 問題集を最初から全部解かせる:止まった1か所に絞らないと、間違いを繰り返す練習になる

不定詞の用法そのものがあいまいな子は、動名詞より先に不定詞の確認をしたほうが早く進みます。不定詞の確認テストは中2で不定詞がわからない|3つの用法でつまずく理由と直し方にまとめています。

家庭で見るか外に任せるかの決め方

家庭で続けられるかどうかは、確認テストの結果と、親が答え合わせの時間を取れるかで決まります。

家庭の状況向いている方法
確認テストで止まった場所が1つ見つかった家庭で教科書とワークを使って直す
止まった場所が2つ以上ある・英語以外も苦手前の単元に戻れる教材か、1対1の指導を検討する
親が声をかけると言い合いになる答え合わせの役を外に任せる

中2の英語は、このあと比較や受け身へ進みます。動名詞の形の選び方は、中3の文法にも出てきます。止まった場所が1つなら、家庭の10〜15分で十分に戻せる範囲です。

オンライン個別指導の体験の使い方

止まった場所を家庭で見つけられないときは、見つける役を講師に任せる方法があります。中学生向けのオンライン個別指導なら、送迎なしで1対1の指導を受けられます。費用は家庭学習や通信教育より高くなりやすいため、料金に何が含まれるかを体験の段階で確かめます。

体験を申し込むときは、「enjoy と want のあとの形で迷う」のように、確認テストの結果をそのまま伝えます。体験の授業で、講師が止まった場所を同じように特定できるかを見ると、合う・合わないを判断しやすくなります。

体験のあとに見る点は3つです。

  • 講師が、どこで止まっているかを子どもに分かる言葉で説明できたか
  • 宿題の量が、学校の課題と両立できる量か
  • 料金に何が含まれているか(教材費・季節講習の扱い)

合わなければ見送ってかまいません。学習の効果には個人差があり、体験だけで判断しきれないこともあります。

苦手克服塾の料金と体験の条件は、この記事では掲載していません(要確認)。申し込み前に、公式サイトで最新の料金と体験の内容をご確認ください。

よくある質問

Q. 「〜すること」の意味なら、to と ing のどちらでも正解になりませんか。 文の形によります。主語に置く場合は、Playing soccer is fun. と To play soccer is fun. のどちらも文法上は成り立ちます。ただ、enjoy や want のあとは片方しか使えません。テストで問われやすいのは、前の動詞で決まるほうです。

Q. 動名詞が主語のとき、is と are のどちらを使いますか。 is を使います。Playing video games is fun. のように、動名詞の主語は1つのこととして扱います。games の s に引っぱられて are と書く間違いが出やすい部分です。

Q. 確認テストの答えを子どもに見せてもいいですか。 解いたあとなら見せてかまいません。間違えた問題だけを翌日もう一度出すと、同じ量でも練習の中身が濃くなります。

Q. 英検の勉強で動名詞を固めたほうがいいですか。 定期テストで点を戻したい段階なら、教科書とワークを優先します。英検は選択式の問題が中心で、学校のテストの書き換えや英作文とは形が違います。

Q. 三単現のsもまだ抜けることがあります。 三単現の抜けは、動名詞とは別の場所で止まっています。中1の内容の確認は中1で三単現のsがわからない|doesで止まる理由と家庭での直し方で、3問の確認テストから始められます。

まとめ

中2で動名詞が分からなくなる原因は、形の選び方・ingのつづり・前置詞のあとの形のどれかにあります。やることは3つです。

  1. 確認1〜3で、止まっている場所を1つに絞る
  2. 止まった場所に合わせて、平日10〜15分で1か所だけ直す
  3. 止まった場所が家庭で見つからないときは、見つける役を外に任せる

動名詞の形の選び方は、前の動詞ごとに覚える暗記で片づく部分が大半です。不定詞と混ざって苦手意識が出る前に、ノート1枚の表から始めてください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • 東京書籍「NEW HORIZON English Course 2」の単元構成(Unit 3で不定詞、Unit 5〜6で比較を扱う。英語漬け.com の教科書対応一覧で確認。最終確認日:2026-10-10)

※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。