小学校の個人面談で勉強を指摘されたら|家庭でやる4ステップ
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「授業中、ぼーっとしていることが多いです」「みんなより少し遅れ気味ですね」。個人面談で先生からこう言われて、帰り道で頭が真っ白になった。そんな保護者の方に向けた記事です。
先に結論をお伝えします。面談の帰り道で塾を探し始めるのは、順番が違います。 先生の指摘は「授業中に見えている様子」であって、原因そのものではないからです。原因を確かめないまま手段を先に決めると、合わないものにお金と時間を使うことになります。
この記事では、面談のあと家庭でやることを4ステップに分けます。あわせて、通信教育・個別指導塾・オンライン家庭教師の向き不向きも整理しました。
面談で言われたことの正体
先生の指摘は、大きく3つのどれかです。同じ「遅れている」でも、中身が違えば打ち手も変わります。
- 学力そのもの:テストの点、計算や読み取りができていない
- 授業中のふるまい:手が止まる、話を聞いていない、提出物が出ない
- 体調や気持ち:眠そう、友だち関係、行きたがらない
先生は限られた時間で話すので、この3つが混ざったまま「遅れ気味です」とまとめられることがあります。まずやるのは、混ざった指摘をほどく作業です。
面談の場でメモを取らなかった場合も、思い出せる範囲でかまいません。「先生はどの場面の話をしていたか」を書き出すと、3つのどれなのかが見えてきます。
学力の話でなかったときは急がない
「授業中に手が止まる」「提出物が出ない」だけを言われた場合、テストの点は取れていることもあります。この場合に教材を増やすと、量が増えて余計に手が止まります。
先生に確認できるなら、「テストの点は取れていますか」「どの科目の話ですか」の2つを聞くのが早道です。連絡帳や電話でも聞けます。
家庭でやる4つのステップ
ステップ1 指摘を3つに仕分ける
面談で言われた内容を、さきほどの3つに分けて書き出します。紙1枚で十分です。
学力の話が入っていなければ、この記事の後半にある手段選びは今は要りません。生活リズムや持ち物の準備など、目の前のことから整えます。
学力の話が入っていた場合だけ、ステップ2に進みます。
ステップ2 抜けを1週間で探す
学力の指摘があったとき、いちばん知りたいのは「どこから分からなくなったか」です。今習っている単元が原因とは限りません。
小学校の算数は積み上げなので、前の学年の抜けが今のつまずきとして出てくることがよくあります。目安になる関係を挙げます。
- わり算の筆算でつまずく → かけ算の段のどこかが怪しい
- 分数の計算でつまずく → 「1をいくつに分けたか」の考え方が抜けている
- 割合でつまずく → 小数のかけ算とわり算が不安定
- 文章題だけ取れない → 計算はできるが場面を式にできていない
確かめ方は難しくありません。前の学年のドリルやテストを1枚だけ解かせて、手が止まる場所を見る。これを何日か、科目ごとにやります。時間は1回10分で足ります。
このとき、隣で教えないでください。教え始めると、どこで止まったかが分からなくなります。丸つけも後回しでかまいません。見たいのは正解の数ではなく、止まった場所です。
国語なら、教科書の音読を聞くと分かります。読み飛ばしや詰まりがある子は、読み取り以前に文字を追うところで力を使っています。
ステップ3 子どもへの伝え方
面談の内容を子どもに伝えるかどうかで迷う方は多いです。伝える場合は、先生の言葉をそのまま渡さないほうが安全です。
「先生に遅れているって言われたよ」と伝えると、子どもは「自分はできない子」という結論だけを受け取ります。やる気が下がる方向に働きやすい伝え方です。
代わりに、事実と提案だけを短く渡します。
- 「かけ算のここだけ、もう一回やっておこうと思うんだけど」
- 「算数、最近どのへんが重い?」
面談の話を聞かせるより、ステップ2で見つけた具体的な1か所を指すほうが、子どもは動きやすくなります。「全部だめ」ではなく「ここだけ」に見えるからです。
ステップ4 手段を決める
抜けている場所が見つかったら、そこを埋める手段を決めます。選択肢は大きく3つです。
- 通信教育・タブレット教材
- 個別指導塾(通塾)
- オンライン家庭教師
学校の授業は止まってくれないので、抜けを埋める作業は学校の外でやることになります。3つの違いを次に整理します。
3つの手段の向き不向き
面談後の立て直し | 手段の選び分け
通信教育・個別指導塾・オンライン家庭教師の違い
どれが正解かではなく、つまずきの深さと家庭の事情で決まります
| 前の学年に戻れるか | その場で質問できるか | 送迎や付き添い | |
|---|---|---|---|
| 通信教育・タブレット教材 自宅で自分のペース | ○ さかのぼれる教材が多い | × その場では聞けない | ○ 送迎は不要 |
| 個別指導塾(通塾) 講師と対面 | ○ 進め方を組み直せる | ○ 講師にその場で聞ける | × 送迎と時間の確保が要る |
| オンライン家庭教師 自宅で1対1 | ○ 抜けた単元から組める | ○ 画面越しに聞ける | ○ 送迎は不要 |
- ※費用は通信教育がもっとも抑えやすく、個別指導塾とオンライン家庭教師は月謝が上がります。金額は各社の公式サイトでご確認ください
- ※合うかどうかは子どもの性格や学年でも変わります。表は一般的な仕組みの違いを示したものです
まなびとこども
表のとおり、3つとも一長一短です。オンライン家庭教師は送迎がない代わりに、通信教育より費用がかかります。通信教育は費用を抑えられますが、分からない場面でその場では聞けません。
選ぶ基準は2つだけ
迷ったときは、次の2つだけで決められます。
基準1 抜けが何学年ぶんか
抜けが今の単元だけなら、通信教育やドリルで戻せることが多いです。教材のさかのぼり機能で前の単元を見直せば、自力で追いつける範囲です。
1学年以上さかのぼる必要があるなら、人に見てもらうほうが早いです。どこから戻るかの判断そのものが難しく、家庭で組み立てると遠回りになりがちだからです。
基準2 親が横についていられるか
通信教育は、進み具合の声かけを誰かがする前提の仕組みです。共働きで平日の夜に手が出せない家庭では、教材が溜まって終わることがあります。
「教えようとするとケンカになる」家庭も、人に任せたほうが結果的に進みます。 親子だと感情が入るので、勉強の話が親子関係の話にすり替わりやすいためです。
面談後の1か月で試すなら
抜けが深い、または親が横につけない。この2つに当てはまるなら、オンライン家庭教師の無料体験で「どこから抜けているか」を第三者に見てもらう方法があります。合わなければ見送って、通信教育に戻す判断でかまいません。
ネッティーは家庭教師のノーバスが運営するオンライン専門の家庭教師です。ビデオ通話とオンラインホワイトボードを使った1対1の指導になります。
公式サイトの料金ページに載っている小学生の指導料は次のとおりです。週1回50分×月4回の場合の金額で、いずれも税込です(最終確認日:2026-09-06)。
- 小学1・2年生:月8,800円
- 小学3・4年生:月12,100円
- 小学5・6年生:月13,200円
入会金(センター登録費)は0円と案内されています。
体験のときに見るとよいのは、講師の教え方より**「どこから戻るべきか」を言葉にしてくれるか**です。今の単元だけを教えて終わる相手だと、面談で指摘された状態は変わりません。
逆効果になりやすい3つの動き
面談のあと、よかれと思ってやったことが裏目に出るパターンがあります。
1つ目は、教材やドリルを一気に増やすこと。 遅れを取り戻そうとして量を足すと、今の宿題も終わらなくなります。抜けている1か所に絞るほうが、結果的に速く進みます。
2つ目は、面談の話を何度も持ち出すこと。 「先生に言われたでしょ」を繰り返すと、勉強が叱られる場面と結びつきます。1回伝えたら、あとは目の前の1か所の話だけにします。
3つ目は、下の学年の教材を本人に黙って渡すこと。 隠れて用意しても、子どもは表紙の学年に気づきます。「ここだけ確認したいから」と理由を先に言うほうが、素直に取り組みます。
よくある質問
Q. 面談で言われたけれど、テストの点は悪くありません。放っておいていいですか。 A. 学力の指摘でないなら、教材を増やす場面ではありません。授業中の様子や提出物の話であれば、生活リズムや持ち物の準備から見直します。気になる場合は「テストの点は取れていますか」と先生に確認すると切り分けられます。
Q. 何学年も戻るように言われました。学校の勉強はどうしますか。 A. 学校の授業は進み続けるので、両方に手を出すと家庭の時間が足りなくなります。戻る作業を優先し、今の単元は宿題の範囲にとどめる割り切りが要ります。どこまで戻るかの判断は、人に見てもらうほうが確実です。
Q. 子どもが「行きたくない」と言っています。勉強どころではありません。 A. 気持ちや体調の話が混ざっている場合、学習の手当てを先に置くと逆効果になります。担任やスクールカウンセラーに相談する順番が先です。学習の立て直しは、通えるようになってからで間に合います。
Q. 無料体験を受けたら断りにくくないですか。 A. 体験は「合うかどうかを見る場」です。合わないと感じたら見送ってかまいません。断りにくさが不安なら、体験の前に「今日は比較のために受けています」と伝えておくと話が早く済みます。
まとめ
面談で勉強を指摘されたときの順番は次のとおりです。
- 指摘を「学力」「ふるまい」「体調・気持ち」に仕分ける
- 学力の話なら、前の学年の教材を1枚解かせて止まる場所を探す
- 子どもには「ここだけ」と具体的な1か所を伝える
- 抜けの深さと親が横につけるかで、通信教育・個別指導塾・家庭教師を選ぶ
面談で言われたことは、家庭の落ち度を指摘されたものではありません。学校からは見えている情報が渡されたと考えて、家庭で見える情報を足していく作業になります。
あわせて読みたい
参考にした情報
- オンライン家庭教師ネッティー 公式サイト 料金ページ(入会金・小学生の指導料・授業時間。2026-09-06確認)
- オンライン家庭教師ネッティー 公式サイト トップページ(無料体験授業・指導形式・運営会社。2026-09-06確認)
※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。