学習の悩み・選び方

小1の引き算で指を使うのをやめられない|やめさせるべき?家庭での関わり方

※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります


広告 / PR | ※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます

「13ひく5はいくつ?」と聞くと、うちの子はいつも指を折って数え始める——。小学1年生の引き算で、いつまでたっても指が離れず、「このままで大丈夫かな」「やめさせたほうがいいのかな」と心配になっている保護者の方は少なくありません。まわりの子はもう暗算しているように見えると、なおさら焦ってしまいますよね。

結論から言うと、小1の段階で指を使うこと自体は、悪いことでも遅れているサインでもありません。むしろ、指は数を「見える形」にしてくれる大切な道具です。大事なのは、無理に指を取り上げることではなく、指を使いながら「数のまとまり」を体で覚え、自然に指が要らなくなるように関わってあげることです。この記事では、専門用語をかみくだきながら、家庭でできる関わり方を整理します。

まず結論:指は「取り上げる」のではなく「卒業させる」もの

引き算で指を使う子に、いきなり「指を使っちゃダメ」と言うのは逆効果になりがちです。指という頼れる道具を取り上げられると、子どもは不安になって計算そのものを嫌がったり、答えを当てずっぽうで言うようになったりすることがあります。

目指したいのは、次の順番です。

  1. 今は指を使ってOKと受けとめ、安心して計算させる
  2. 遊びの中で**「10の分け方」**(足して10になる組み合わせ)を体になじませる
  3. 数を10のかたまりで見る練習を少しずつ足していく
  4. 慣れてきたら、指なしでできる問題から指を卒業していく

「やめさせる」ではなく「卒業させる」。この気持ちの持ち方だけで、家庭での関わりはずいぶん楽になります。

そもそも、なぜ引き算で指を使うのか

引き算でつまずきやすいのは、多くが**「くり下がりのある引き算」**(たとえば13ひく5のように、一の位だけでは引けない計算)です。ここで指が必要になるのには、はっきりした理由があります。

  • 「数の分け方」がまだ体に入っていない … くり下がりの引き算は、「13を10と3に分ける」「10から5を引いて5、それに3を足して8」というように、頭の中で数を分けたり合わせたりします。この「分ける・合わせる」がまだ自動でできないと、指で1つずつ確かめるしかありません。
  • 指は数を「見える形」にしてくれる … 頭の中だけで数を動かすのは、大人が思うより難しい作業です。指を使うのは、目に見えない数を見える形にして安心して考えるための、自然な工夫です。
  • 10までの計算が、まだ「覚える」までいっていない … 「7は3と4」のような小さな数の分け方が、考えないと出てこない段階だと、大きな数の計算はどうしても指に頼ります。

つまり、指を使うのは「サボり」でも「遅れ」でもなく、土台となる『数の分け方』がまだ育っている途中というだけのことが多いのです。ここを育ててあげれば、指は自然と要らなくなっていきます。

やってはいけない関わり方

良かれと思ってやったことが、かえって指への依存や算数ぎらいにつながることがあります。次の3つは避けましょう。

  • 「指を使うな」と取り上げる … 頼れる道具を急に奪うと、不安から計算を嫌がるようになります。まずは使わせたままで大丈夫です。
  • スピードや正確さを、今すぐ求める … 「まだ数えてるの?」と急かすと、あわてて間違え、自信をなくします。今は速さより「合っている」を大事にします。
  • まわりの子と比べる … 「◯◯くんはもうできるのに」は、子どものやる気をいちばん削ります。数の分け方が身につくスピードには個人差があります。

家庭でできる関わり方(お金をかけずにできる順)

指を「卒業」させるカギは、**「10の分け方」と「数を10のかたまりで見る力」**を、遊びの中で育てることです。ドリルを増やす前に、次のような関わりから試してみてください。

  1. 「10になるペア」を遊びで覚える … 「3といくつで10?」とクイズにしたり、おふろで「あと何を足すと10?」と声をかけたりします。1と9、2と8、3と7、4と6、5と5——この組み合わせが考えずに出てくると、計算がぐっと楽になります。
  2. おはじき・ブロックなど「見て動かせる物」を使う … 指の代わりに、10個のかたまりを作れる物(おはじき、ブロック、10円玉と1円玉など)で数を動かします。「10のかたまりから引く」感覚が、目で見て分かります。
  3. 「さくらんぼ計算」で数を分ける練習をする … 学校でも習う、数を2つに枝分かれさせる書き方です。13ひく5なら、13を10と3に分けて(さくらんぼの実のように)、10から5を引いて5、5に3を足して8、と進めます。数を分けて考えるくせがつきます。
  4. 1日1〜2問だけ、口に出して一緒に解く … 量より「毎日ちょっと」が効きます。「まず10から引いてみようか」と、考える順番を声にして見せてあげてください。

これらを2〜3週間続けると、「指を全部折らなくても、10のかたまりで考えられる」場面が増えてきます。あわてず、遊びの延長で続けるのがコツです。

「指を使うのをやめさせる」と「今は使わせる」、どちらが良い?

「無理にでもやめさせたほうが伸びるのでは」と迷う方も多いので、考え方を整理しておきます。どちらが正解というより、段階によって使い分けるのが現実的です。

小1の引き算 | 指を使うことへの向き合い方

「今は使わせる」と「無理にやめさせる」のちがい

どちらが正しいというより、育ちの段階で使い分けます

安心して計算できるか数の分け方が育つか向いている場面
今は指を使わせる(土台づくり優先) 入学〜数の分け方が未定着の時期 安心して取り組める 遊びの工夫を足すと育つ つまずき始め・自信がない時
無理に指をやめさせる 土台が未定着のまま急ぐ × 不安で計算を嫌がりやすい × 当てずっぽうが増えることも 土台ができた後の仕上げ以外は不向き
  • ※「10の分け方」が身につくと、指は自然と要らなくなっていきます。育つ速さには個人差があります。

まなびとこども

土台となる「数の分け方」が育つ前に指だけ取り上げても、代わりの考え方がないので、かえって混乱します。まず土台を育て、できるようになった問題から指を卒業していく——この順番がおすすめです。

それでも家庭だけでは不安なとき(無料体験から)

「教え方が合っているか自信がない」「毎日つきっきりで見るのは正直むずかしい」——そんなご家庭では、数の分け方やくり下がりを、順を追って練習できる通信教育・タブレット学習を、家庭の練習に足すのも一つの手です。まず無料の体験・資料請求で反応を見て、合わなければ見送ってOK、という気持ちで気軽にのぞいてみてください。

毎日つきっきりで教えるのがむずかしく、子どものペースで基礎から練習させたいご家庭には、映像授業とドリルで学べる スタディサプリ小学講座 が試しやすい選択肢です。1回が短めの授業と演習で、算数の基礎をつまずいた学年までさかのぼって復習できるのが特長です。無料体験の期間があるので、まずお子さんが映像授業に食いつくか、お金をかけずに確かめられます(料金・無料体験の期間や条件は変わることがあるため、お申し込み前に必ず公式でご確認ください。最終確認日:2026-08-07)。

「くり下がりだけでなく、この先の算数もつまずかせたくない」というご家庭は、こちらの体験から反応を見てみてください。

スタディサプリ小学講座

ただし、教材を足せば必ず指が卒業できるわけではありません。あくまで家庭での声かけ・遊びが土台で、通信教育はその練習を助ける道具、という位置づけで考えてください。

注意点・人を選ぶ点

  • 卒業のスピードには個人差がある … 早い子で数週間、ゆっくりな子だと数か月かかることもあります。「必ずこの時期までに」と期限を決めすぎないほうが、親子とも楽です。
  • 指が完全になくなるまで待たなくていい … 大きい数や難しい問題では、大人でも指やメモを使います。「かんたんな問題は指なし、難しい問題は指を使ってOK」で十分です。
  • どうしても改善が見られず心配なとき … 数の理解に強い困りごとが続く場合もあります。極端に定着しない・本人がとても苦しそうなときは、学校の先生に相談してみると安心です。
  • 教材はあくまで補助 … 通信教育やアプリを足しても、家庭での声かけがゼロになるわけではありません。1日数分でも「できたね」と寄り添う関わりは残ります。

「必ずできるようになる」「絶対に○週間で卒業できる」といったものではありません。まずは子どもが安心して数と向き合えているかを、いちばんの物差しにしてあげてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 2年生になっても指を使っていたら、遅れているのでしょうか? A. 難しい問題で時々使う程度なら、心配しすぎなくて大丈夫です。ただ、かんたんな1けたの計算まで毎回全部の指を折っている場合は、「10の分け方」がまだ体に入っていないサインなので、遊びでその土台を育て直してあげると変わってきます。

Q. 「指を使わないで」と言うのは、やっぱりダメですか? A. 土台ができる前に言うのは避けたほうが無難です。まず数の分け方が身についてから、「この問題は指なしでいけるかな?」と、できそうな問題に絞って声をかけると、無理なく卒業に向かえます。

Q. さくらんぼ計算がうまくできません。教え方が悪いのでしょうか? A. 数を頭の中で分けるのは、子どもには思ったより難しい作業です。いきなり書かせず、おはじきやブロックで「10と3に分ける」動きを目で見せてあげると、書く前に感覚がつかめます。

Q. 親が横についていられないのですが、続けられますか? A. 1日1〜2問、口に出して一緒に解くだけでも効果があります。時間が取れない日は、おふろやお出かけの移動中に「あと何で10?」とクイズを出すだけでもかまいません。

まとめ:指は「取り上げる」のではなく「卒業させる」

小1の引き算で指を使うのは、遅れでもサボりでもなく、土台となる「数の分け方」がまだ育っている途中というサインであることがほとんどです。無理に指を取り上げると、不安から算数そのものを嫌がってしまうこともあります。

まずは「今は使ってOK」と受けとめ、遊びの中で「10の分け方」と「10のかたまりで見る力」を育てる。できるようになった問題から、少しずつ指を卒業していく。この順番でいけば、あわてず、算数ぎらいにもさせずに前に進めます。家庭だけでは不安なときは、順を追って練習できる通信教育の無料体験から、お子さんの反応を確かめてみてください。

あわせて読みたい

参考にした情報


※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。