学習の悩み・選び方

小2で九九が覚えられない|つまずく段の見つけ方と覚え方

※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります


※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

「何度唱えても九九が出てこない」「7の段になると必ず止まる」「毎晩つき合っているのに、次の日には忘れている」——小学2年生の九九は、家庭学習で親子ともにいちばん消耗しやすい単元のひとつです。覚える量が一気に増えるうえ、「できて当たり前」と思われがちなぶん、親のほうも焦ってしまいます。

先に結論をお伝えします。九九が覚えられないときにやってはいけないのは「はじめから全部やり直す」ことです。 つまずいているのは、たいてい81個のうちのごく一部。そこを見つけて、そこだけ集中的に手当てするほうが、はるかに早く・お子さんの自信も折らずに進みます。

この記事では、つまずいている段の見つけ方、唱える以外の覚え方、そして親がつきっきりになれないご家庭のための教材の使い方まで、専門用語を使わずに順を追って説明します。

まず結論:九九は「全部」ではなく「止まる場所」だけを攻める

九九は全部で81個(1の段から9の段まで各9個)あります。ところが、実際に子どもが詰まるのは、そのうち十数個に集中していることがほとんどです。

  • 一般に、6の段・7の段・8の段は間違えやすいと言われます。答えの数が大きくなり、語呂も言いにくくなるためです(ベネッセ教育情報サイトなどでも同様の指摘があります)。
  • 逆に、5の段・2の段は早い時期に習い、リズムもよいので定着しやすい傾向があります。

つまり、家庭でやるべきことはシンプルです。

  • ① どこで止まるかを調べる(診断)
  • ② 止まる場所だけを、覚え方を変えて練習する(対処)
  • ③ 忘れたころにもう一度確かめる(定着)

「もう一回、1の段から全部言ってみて」は、お子さんにとっては罰ゲームのようなもの。できている部分まで何度もやり直すと、時間ばかりかかって「自分は九九ができない」という気持ちだけが残ってしまいます。

九九はいつ習う?「遅れている」と焦らなくていい理由

かけ算九九は小学2年生の算数で学びます。教科書会社が公開している年間の指導計画を見ると、多くの教科書では2学期(おおむね10月前後)にかけ算の単元が置かれ、そこから段を分けて少しずつ進む構成になっています(東京書籍・啓林館の年間指導計画資料より。最終確認日:2026-07-25)。

学ぶ順番も、1の段から順番ではありません。教科書によって差はありますが、5の段 → 2の段 → 3の段 → 4の段と進み、そのあとで6・7・8・9・1の段に入る流れが一般的です。答えが小さくリズムのよい段から入って、負担の大きい段を後に回す設計になっているわけです。

ここから分かるのは、次の2つです。

  • 2年生の秋〜冬に完璧でなくても、珍しいことではない。学校でも数か月かけて積み上げていく単元です。
  • 夏休みなど長期休みは、先取りにも復習にも使いやすい。学校の進度に追われず、止まっている段だけをゆっくり扱えます。

あわてて怒らないこと自体が、いちばん効く対策でもあります。九九は「嫌い」になった瞬間、練習量が激減してしまうからです。

つまずいている場所の見つけ方(家庭でできる3ステップ)

ステップ1:段ごとに「言えるか」ではなく「バラバラで答えられるか」を見る

九九には2つのレベルがあります。

  • 唱えられる:「さんいちがさん、さんにがろく…」と、最初から順番なら言える
  • 取り出せる:「3×7は?」といきなり聞かれて答えられる

学校のテストや、その後の割り算・筆算で必要になるのは後者です。順番に唱えられるお子さんでも、バラバラに聞くと止まることは珍しくありません。まずは順番をシャッフルして、10問ほど口頭で聞いてみてください。

ステップ2:詰まった式だけを紙に書き出す

答えられなかった式、または答えるまでに3秒以上かかった式だけを紙に書き出します。これが「わが子の弱点リスト」です。多くの場合、20個も並びません。ここまで来れば、やることは一気にはっきりします。

ステップ3:交換法則を使って、リストをさらに減らす

かけ算はかける数とかけられる数を入れかえても答えが同じです(4×7と7×4はどちらも28)。つまり、7×4で止まるお子さんでも、4×7が言えるなら「ひっくり返せばいい」と教えるだけで1個減ります。

この考え方を使うと、覚える必要のある式は思っているよりずっと少なくなります。実際、「1〜6の段が言えるなら、7の段で本当に新しく覚えるのは7×7・7×8・7×9の3つだけ」という整理のしかたも広く紹介されています。「あと3つだけだよ」と言えることが、お子さんのやる気を大きく変えます。

家庭でできる覚え方|唱える以外の5つの方法

「何度も唱える」だけで入る子もいれば、そうでない子もいます。覚え方には得意・不得意のタイプがあるので、うまくいかないときは方法を変えるのが基本です。

1. 耳から入れる(唱える・歌う)

定番の音読・九九の歌です。リズムで覚えるのが得意なタイプに向きます。お風呂やクルマの移動中など、机以外の場所で1日1〜2分だけ言うほうが続きます。

2. 目から入れる(カード・ポスター)

九九カードを使い、式の面を見せて答えを言わせます。詰まったカードだけを別の山にして、その山だけ何度も回すのが効率的です。トイレやリビングにポスターを貼る方法も、目に入る回数を増やせます。

3. 意味から入れる(おはじき・図)

そもそも「かけ算とは何か」がぼんやりしていると、暗記が入りません。3×4は「3個のかたまりが4つ」——おはじきやブロックを並べて、実際に数を作ってみせます。意味が分かると、忘れたときに自力で復元できるようになります。ここを飛ばして暗記だけさせると、割り算や文章題で行き詰まりやすくなります。

4. 手を動かす(書く・並べる)

言うだけでなく、九九表の空欄を埋める形式にすると、書きながら覚えるタイプの子に効きます。1日1段、5分程度で十分です。

5. 生活の中で使う(おやつ・買い物)

「クッキーが1皿に6枚、3皿あったら?」のように、実際の場面で聞きます。使う場面がある知識のほうが残ります。

5つ全部をやる必要はありません。2つ試して、反応がよかったほうを続けるくらいで十分です。学習の効果には個人差があるので、「うちの子にはどれが合うか」を探す気持ちで進めてください。

それでも進まないときに考えたいこと

  • 量が多すぎないか:1日に何段もやると、記憶が混ざります。1日1段、または弱点リストから3式だけ、というくらいに絞ったほうが結果的に早いことがあります。
  • 時間帯が合っていないか:疲れ切った就寝前に新しい段を入れるのは不利です。朝や帰宅直後など、機嫌のよい時間に短く。
  • 親が採点者になりすぎていないか:間違えるたびに指摘されると、九九の時間そのものが嫌になります。正解できた数を数えて「昨日より2つ増えた」と伸びを見せるほうが続きます。
  • 極端に覚えにくい場合:数を覚える・書く・聞き取ることに強い苦手さが続く場合、覚え方の問題ではなく本人の特性が関係していることもあります。心配なときは、担任の先生やスクールカウンセラー、自治体の教育相談など専門の窓口に相談するのがいちばん確実です。ネットの情報だけで判断しないでください。

教材を使うなら|ドリル・タブレット・通信教育の違い

「毎日つき合う余裕がない」「親が教えると必ずケンカになる」というご家庭では、教材に伴走役を任せるのも現実的な選択です。ただし、それぞれ得意なことが違います。

九九のつまずき | 家庭での進め方

紙のドリル・タブレット教材・通信教育の違い

どれが優れているかではなく、家庭の事情と子のタイプで選びます

費用親の手間つまずきの見つけやすさ
紙のドリル 書いて練習 1冊数百円から × 丸つけは親が行う 親が見比べて判断
タブレット教材・映像授業 自動採点・解説つき 月額の費用がかかる 自動で採点される 間違いが記録に残る
添削つき通信教育 教材が届く形式 月額の費用がかかる 進度を教材が決める 提出のたびに分かる
  • ※料金・機能はサービスごとに異なります。最新は各公式サイトでご確認ください。
  • ※学習効果には個人差があります。合わなければ見送ってかまいません。

まなびとこども

九九のように「どこで止まっているか」を見つけたい単元では、間違えた問題が自動で記録されるタイプの教材が相性のよいことが多いです。親が毎回テストしなくても、弱点リストが勝手にできあがるためです。

まず試してから決めたいご家庭に

家庭学習の習慣づけから任せたい場合、映像授業で1回分が短く区切られているタイプは、低学年でも取り組みやすい形式です。スタディサプリ小学講座には14日間の無料体験があり、Webサイトからクレジットカード決済で申し込んだ場合に適用されます(体験期間には申し込み日を含み、終了24時間前までに利用停止の手続きが必要。公式サイトで確認・最終確認日:2026-07-25)。**「まず2週間だけ試して、子どもが自分で開くかどうかを見る」**という使い方ができます。

広告 / PR スタディサプリ小学講座

計算だけでなく、文章題や考え方の土台からしっかり見てほしいご家庭には、記述・思考の指導に定評のある通信教育を、まず資料で確かめる方法もあります。いきなり申し込まず、学年に合う教材の分量を目で見てから決めるほうが失敗しにくいです。

広告 / PR Z会の通信教育 資料請求はこちら

無料体験や資料請求は、「合わなければ見送ってOK」くらいの気持ちで使うものです。お子さん自身が「これならやってみたい」と言ったかどうかを、いちばんの判断材料にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 九九はいつまでに覚えれば大丈夫ですか?

学校では2年生の2学期ごろから扱い、3年生の割り算やかけ算の筆算で本格的に使います。ひとつの目安は3年生に上がるまでですが、その時点で完璧でなくても、3年生の学習と並行して埋めていくことは十分できます。

Q. 唱えられるのにテストで間違えます。

順番に唱える力と、バラバラに取り出す力は別ものです。シャッフルして口頭で聞く練習を1日2分だけ足してみてください。

Q. 7の段だけどうしてもダメです。

7×1〜7×6は、ほかの段を裏返せば答えが出ます(たとえば7×3は3×7と同じ)。本当に新しく覚えるのは7×7・7×8・7×9の3つ、と伝えるだけで気持ちが軽くなる子は多いです。

Q. アプリやゲームで覚えさせてもいいですか?

かまいません。ただし、意味の理解(かけ算とは何か)をとばして速さだけを競うと、文章題でつまずくことがあります。おはじきなどで意味を確かめる時間を、どこかで一度は取るのがおすすめです。

Q. 親が教えると必ずケンカになります。

よくあることです。教える役を教材や第三者に渡し、親は「できた数を数える人」に回ると、関係が悪くなりにくくなります。

まとめ:やることは「止まる場所を見つけて、そこだけ」

九九が覚えられないのは、お子さんの能力の問題ではなく、覚え方と量の配分が合っていないだけであることがほとんどです。

  • 全部やり直さない。止まる式だけを書き出す
  • ひっくり返せる式(交換法則)を使って、覚える数をさらに減らす
  • 唱える・見る・意味から入る・書く・生活で使う——方法を変えて試す
  • 1日1段、または3式だけ。短く、機嫌のよい時間に
  • 親が教えると険悪になるなら、教材に伴走役を任せる

夏休みのような長期休みは、学校の進度に追われずに弱点だけを扱える、またとない時期です。「あと数個で終わる」と分かると、お子さんの表情は変わります。まずは今日、シャッフルで10問聞くところから始めてみてください。

あわせて読みたい

参考にした情報


※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。