中2で受動態がわからない|be動詞と過去分詞で止まる理由
学習の悩み・選び方

中2で受動態がわからない|be動詞と過去分詞で止まる理由

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中2の後半に受動態(受け身)が出てきて、英語の点が下がる子がいます。受動態とは「〜される」「〜された」を表す文の形で、be動詞と過去分詞を組み合わせて作ります。

結論から書くと、受動態でつまずく子の多くは「〜される」の意味ではなく、形の部品で止まっています。be動詞が抜ける、過去分詞を過去形や原形で書く、のどちらかが大半です。止まった部品が分かれば、戻る範囲は1か所で済みます。

この記事では、家庭で10分でできる確認テストと、止まり方別の直し方を順に書きます。親が英語を教えられなくても、答え合わせだけで進められる内容です。

受動態でつまずく4つの場所

受動態は、中1から習ってきた部品を組み合わせて作る単元です。そのため、前の学年の穴がここで表に出ます。

英語の宿題で手が止まって考え込む中学生の場面

習う時期は教科書によって違います。東京書籍の「NEW HORIZON English Course 2」ではUnit 7で扱い、学校や教科書によっては中3の1学期に習うこともあります。テスト範囲表に「受け身」「be動詞+過去分詞」とあれば、この記事の内容が当てはまります。

止まりやすい場所は次の4つです。

  • be動詞の選び方:主語と時(今か過去か)で is・are・was・were を選ぶ
  • 過去分詞の形:write → written のように、過去形と違う形になる動詞がある
  • 文の書き換え:「〜が…する」の文を、「…が〜によってされる」に組み替える
  • 疑問文と否定文:be動詞を前に出す、be動詞のあとに not を置く

4つのうち、最初の2つは中1の内容です。be動詞の使い分けと、不規則動詞の変化が土台になっています。

正解と間違いを分ける2つの部品

受動態の文が正しいかどうかは、be動詞と過去分詞の2つがそろっているかで決まります。テストで減点される答えの多くは、どちらか片方が欠けています。

「この部屋は毎日そうじされる」を英語にしたときの、よくある答えを並べると次のようになります。

中2英語 | 受動態

「この部屋は毎日そうじされる」の答え方

be動詞と過去分詞の両方がそろって正解になります

be動詞過去分詞
This room is cleaned every day. 正しい受動態 ○ is がある ○ cleaned になっている
This room cleaned every day. be動詞が抜けている × be動詞がない ○ cleaned になっている
This room is clean every day. 意味が変わる ○ is がある × 原形のままで「きれいだ」の意味になる
This room was cleaned yesterday. 過去の受動態 ○ 過去なので was ○ cleaned になっている
  • ※be動詞は主語と時で選びます。過去分詞の形は時によって変わりません
  • ※「毎日」「昨日」など時を表す言葉が、is と was を選ぶ手がかりになります

まなびとこども

be動詞が抜ける子は、日本語の「される」を cleaned 1語で表せると思っています。受動態は「be動詞+過去分詞」の2語で1セットと、最初に形で覚えるほうが早く正確になります。

過去分詞の形は、時が変わっても同じです。今の話なら is cleaned、昨日の話なら was cleaned になり、変わるのは be動詞だけです。

家庭でできる10分の確認テスト

止まっている場所は、親が英語を教えられなくても確かめられます。答えを手元に置いて解いてもらい、合っているかを見るだけです。

親子で短い確認テストに取り組む家庭学習の場面

確認1 be動詞を選べるか

正しいほうを選ばせます。答えはかっこのあとに書いてあります。

  • This book ( is / are ) read by many students.(is)
  • These pictures ( was / were ) taken by my father.(were)
  • English ( is / was ) spoken in Australia.(is)

3問とも合えば、be動詞の選び方は大丈夫です。2問目で迷う子は、主語が複数かどうかを見落としています。

確認2 過去分詞を書けるか

次の動詞の過去分詞を書いてもらいます。

  • use(used)
  • make(made)
  • write(written)
  • speak(spoken)
  • see(seen)

use は規則動詞で、過去形と同じ ed の形です。make は不規則動詞ですが、過去形と過去分詞が同じ made になります。write・speak・see は、過去形とも違う形になる動詞です。

確認3 文を書き換えられるか

次の文を、受動態の文に書き換えてもらいます。

  • Tom washes the car.(The car is washed by Tom.)
  • Many people visit Kyoto.(Kyoto is visited by many people.)

最後に、次の文を否定文と疑問文にしてもらいます。

  • This room is used now.(否定文:This room is not used now./疑問文:Is this room used now?)

結果の読み取り方

止まった場所原因戻す範囲
確認1で詰まる主語と時でbe動詞を選べていない中1のbe動詞と、過去形の was・were
確認2で詰まる不規則動詞の変化を覚えていない中1の過去形と、不規則動詞の変化表
確認3で詰まる主語と目的語の入れ替えがあいまい受動態の単元の最初
3つとも通る理解はできている戻さず、テストの解き方を見直す

確認1と確認2で止まっている場合、原因は受動態ではなく中1の内容にあります。受動態の問題集を何周しても、部品の穴は埋まりません。

止まり方別の直し方

戻る場所が決まったら、平日に10〜15分ずつ進めます。英語の形は、まとめて1時間やるより、毎日少しずつのほうが残りやすくなります。

be動詞で止まる子

be動詞は、主語と時の2つで決まります。ノートに次の表を書き、受動態の問題を解く前に毎回見てから始めます。

主語今の話過去の話
Iamwas
he・she・it・1つのものiswas
you・we・they・2つ以上のものarewere

主語が「These pictures」のように複数かどうかは、名詞の最後の s で見分けます。1日の練習は、主語を変えた文を3つ書くだけで足ります。

過去分詞で止まる子

教科書の巻末かワークにある、不規則動詞の変化表を使います。変化表の動詞を、次の3つのグループに分けて覚えると負担が減ります。

  • 3つとも違う形:write・wrote・written、speak・spoke・spoken、see・saw・seen
  • 過去形と過去分詞が同じ形:make・made・made、build・built・built
  • 3つとも同じ形:read・read・read(発音だけ変わる)、cut・cut・cut

最初に覚えるのは、教科書の受動態のページに出てきた動詞だけで十分です。練習は1日5語ずつにします。原形・過去形・過去分詞を声に出してから書くと、形と音が一緒に残ります。進み方には個人差があります。

書き換えで止まる子

書き換えは、手順を3つに分けて1つずつ進めます。

  1. 元の文の「される側」(動詞のあとの名詞)を、文の先頭に出す
  2. 主語と時に合わせてbe動詞を置き、動詞を過去分詞にする
  3. 元の主語を「by 〜」にして、文の最後に置く

手順1で、元の文の「される側」に線を引かせると、入れ替えの間違いが減ります。by のあとに I や he が来るときは、by me・by him の形に変わる点も一緒に確かめます。

「English is spoken in Australia.」のように、by 〜 を書かない受動態も多く出てきます。話す人が誰か言わなくても分かるときや、言う必要がないときは by 〜 を省きます。

テスト前に覚えておきたい受動態の表現

中2のテストでは、by 以外の言葉と組み合わせる受動態も出ます。教科書に出てきたものから、次の3つを先に覚えます。

  • be known to 〜(〜に知られている)
  • be made of 〜(〜でできている・材料が見て分かる)
  • be made from 〜(〜から作られる・原料が見た目で分からない)

made of と made from の違いは、ワークの選択問題で出やすい部分です。「木の机」は of、「牛乳から作るチーズ」は from と、例を1つずつ覚えておくと迷いにくくなります。

受動態の文の形は、中3で習う現在完了(have+過去分詞)でも、過去分詞が再び出てきます。受動態で過去分詞をそろえておくと、中3の文法に入ったときの負担が減ります。

立て直しで避けたいこと

  • 受動態の問題集を最初から解かせる:be動詞か過去分詞の穴があると、同じ間違いを何十問も繰り返す
  • 日本語訳だけで説明する:「〜される」の意味は分かっていても、形が作れない子が多い
  • 不規則動詞を一度に全部覚えさせる:教科書に出た動詞から始めたほうが続く
  • 比較や不定詞の復習と同時に進める:止まった1か所に絞らないと、どれも中途半端になる

比較級でも点が取れていない子は、受動態と比較のどちらが今のテスト範囲かで優先を決めます。比較級の確認テストは中2で比較級・最上級がわからない|erとmoreで止まる理由にまとめています。

家庭で見るか外に任せるかの決め方

家庭で続けられるかどうかは、確認テストの結果と、親が答え合わせの時間を取れるかで決まります。

家庭の状況向いている方法
確認テストで止まった場所が1つ見つかった家庭で教科書とワークを使って直す
中1のbe動詞や過去形まで戻る必要がある前の学年に戻れる教材か、1対1の指導を検討する
親が声をかけると言い合いになる答え合わせの役を外に任せる

中1の内容まで戻る場合は、学校の授業と並行して前の学年をやり直すことになります。家庭だけで両方を回すのが難しいときは、戻る順番を決める役を外に任せる方法があります。

オンライン家庭教師の無料体験の使い方

止まった場所を家庭で見つけられないときは、見つける役を講師に任せる方法があります。オンライン家庭教師なら、送迎なしで家から1対1の指導を受けられます。費用は家庭学習や通信教育より高くなりやすいため、料金に何が含まれるかを体験の段階で確かめます。

体験を申し込むときは、「be動詞が抜ける」「過去分詞を過去形で書く」のように、確認テストの結果をそのまま伝えます。体験の授業で、講師が止まった場所を同じように特定できるかを見ると、合う・合わないを判断しやすくなります。

体験のあとに見る点は3つです。

  • 講師が、どこで止まっているかを子どもに分かる言葉で説明できたか
  • 中1の内容に戻る場合、学校の授業と並行する計画を示してくれたか
  • 料金に何が含まれているか(教材費・季節講習の扱い)

合わなければ見送ってかまいません。学習の効果には個人差があり、体験だけで判断しきれないこともあります。

オンライン家庭教師ネッティーの料金と体験の条件は、この記事では掲載していません(要確認)。申し込み前に、公式サイトで最新の料金と体験の内容をご確認ください。

よくある質問

Q. 受動態の文には、必ず by 〜 を付けますか。 付けない文も多くあります。English is spoken in Australia. のように、誰がするかを言わなくても分かるときは by 〜 を省きます。書き換え問題で元の主語が people や they のときも、by 〜 を省くのが一般的です。

Q. 過去形と過去分詞が同じ動詞は、どう見分けますか。 前に be動詞があるかで見分けます。I made a cake. の made は過去形で、The cake was made by me. の made は過去分詞です。形が同じでも、be動詞の後ろなら受動態の過去分詞と考えます。

Q. 確認テストの答えを子どもに見せてもいいですか。 解いたあとなら見せてかまいません。間違えた問題だけを翌日もう一度出すと、同じ量でも練習の中身が濃くなります。

Q. 不規則動詞の変化表は、全部覚える必要がありますか。 定期テストの前は、教科書の受動態のページに出てきた動詞から覚えれば足ります。残りの動詞は、新しく出てきたときに変化表へ印を付けて1つずつ足していきます。

Q. 動名詞や不定詞もまだあいまいです。 受動態とは別の場所で止まっています。to と ing の選び方は中2で動名詞がわからない|不定詞との使い分けで止まる理由の確認テストから始められます。

まとめ

中2で受動態が分からなくなる原因は、be動詞の選び方・過去分詞の形・文の書き換えのどれかにあります。やることは3つです。

  1. 確認1〜3で、止まっている場所を1つに絞る
  2. 止まった場所に合わせて、平日10〜15分で1か所だけ直す
  3. 中1の内容まで戻る必要があり家庭で回らないときは、戻る順番を決める役を外に任せる

受動態は「be動詞+過去分詞」の2語1セットを形で覚えれば、問題の大半に対応できる単元です。過去分詞をそろえておくと、中3の現在完了でも同じ形を使えます。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • 熊本県「学習構想案」:NEW HORIZON English Course 2 Unit 7「World Heritage Sites」で受け身の形・意味・用法を扱う(最終確認日:2026-10-14)
  • 京都府の学校教育向けサイト(kyoto-be.ne.jp)の課題シート:中学3年生の1学期に受け身形を扱う例(最終確認日:2026-10-14)

※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。