小学生の習い事、英語とプログラミングどっち?1つ選ぶ決め方
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「英語もプログラミングも、これからの時代に必要と聞く。でも両方は無理」
習い事の相談で多いのがこの場面です。ネットで調べると「両方やりましょう」「同時に学べば相乗効果があります」という記事が並びます。予算も、平日の夕方も、1つ分しかない家庭にとっては答えになりません。
この記事は、どちらか片方しか選べない前提で書きます。学校での扱い・入試との距離・家庭の負担という3つの材料を並べて、順番を決める手順を示します。
結論:迷っているだけなら英語が先。ただし例外が1つある
先に結論を書きます。どちらでもいい、決め手がない、という状態なら英語を先にします。 理由は「やらなかったときの取り返しにくさ」が英語のほうが大きいからです。
英語は小学3年生から授業が始まり、小学5年生からは成績のつく教科になります(文部科学省・新学習指導要領)。中学に入れば高校入試の科目です。つまり、やってもやらなくても、学校のほうから毎年やってくる科目です。
プログラミングは事情が違います。小学校で必修化されたのは2020年度ですが、「プログラミング」という教科ができたわけではありません。算数や理科の中で体験的に扱われる形です(文部科学省)。習っていない子が授業で困る場面は、英語ほど多くありません。
例外は1つです。すでに子どもが自分からパソコンやゲーム作りに向かっている場合は、プログラミングを先にします。理由は後半の「例外」の章で書きます。
なお、学習の成果には個人差があります。どちらを先にしても、続かなければ差は出ません。
判断材料1:学校の授業と入試での扱いが違う
英語とプログラミングは、学校の中での位置づけがはっきり違います。ここを混同すると「早くやらないと出遅れる」という不安だけが残ります。
小学生の習い事 | 英語とプログラミング
学校の授業と入試での扱いの違い
どちらを先にするか迷ったときの、いちばん大きな材料
| 小学校での扱い | 入試との距離 | |
|---|---|---|
| 英語 小3から授業 | ○ 小3から外国語活動、小5から教科 | ○ 中学の英語は高校入試の科目 |
| プログラミング 独立した教科ではない | △ 算数・理科などの中で体験的に扱う | △ 高校の「情報I」から大学入試につながる |
- ※出典:文部科学省「小学校外国語活動サイト」「プログラミング教育」(最終確認日:2026-09-18)
- ※プログラミングが不要という意味ではありません。学校が用意する接点の量が違う、という比較です
まなびとこども
英語は「学校が毎年ぶつけてくる」
小学3・4年生の外国語活動は、聞く・話すが中心です。成績はつきません。小学5年生からは教科の「外国語」になり、読む・書くが加わって評価の対象になります。
中学ではさらに単語量が増えます。ここで「英語だけ苦手」になると、高校入試まで引きずります。授業のペースに乗り遅れると、家庭で追いつくのに時間がかかる科目です。
プログラミングは「学校では深追いしない」
小学校のプログラミング教育のねらいは、筋道を立てて考える力を育てることです。特定の言語を覚えさせることではありません。教室に通っていない子が授業で置いていかれる設計にはなっていません。
中学に入ると、技術・家庭科の技術分野に「情報の技術」があります。内容は計測・制御のプログラミングが中心でした。2021年度からは、ネットワークを使った双方向性のあるコンテンツのプログラミングも加わりました(文部科学省)。それでも、週あたりの時間は英語とくらべものになりません。
大学入試では2025年度の共通テストから「情報I」が加わりました。ただし情報Iを学ぶのは高校です。小学生のうちに教室へ通わないと届かない、という距離ではありません。この話は大学入試の「情報」と小学生のプログラミングで詳しく書いています。
判断材料2:やめたときに何が残るか
習い事は途中でやめる前提で選ぶと失敗しにくくなります。1年でやめたとき、手元に何が残るかを比べます。
英語を1年でやめた場合、発音を聞き取る耳と、英語に対する抵抗のなさが残ります。単語も文法も忘れますが、「英語の時間がいやではない」という状態は学校の授業で効いてきます。
プログラミングを1年でやめた場合、作りたいものを分解して手順にする考え方が残ります。ただし、この力は本人が作りたいものを持っていたかどうかで大きく変わります。教室に言われた課題をこなしただけだと、残るものは少なくなります。
ここが2つの差です。英語は「通っただけ」でも耳に残ります。プログラミングは「ハマったかどうか」で結果が割れます。先に賭けるなら、当たり外れの幅が小さいほうからという考え方が成り立ちます。
判断材料3:家庭が毎週払うコストで比べる
月謝だけを見て決めると、続けられずにやめることになります。送り迎えと親のフォローも合わせて比べます。
小学生の習い事 | 続けやすさ
家庭の負担で見た3つの形
月謝以外に毎週かかるものを並べています
| 送り迎え | 親が横につく必要 | 子どもが1人で進められるか | |
|---|---|---|---|
| オンライン英会話 自宅・1回10〜25分 | ○ 不要(自宅で受講) | △ 低学年は接続と声かけに親が必要 | ○ 相手がいるので時間は進む |
| 通いのプログラミング教室 週1回・60〜90分が多い | × 毎週の往復が必要 | ○ 教室にいる間は任せられる | ○ 先生が進み方を管理する |
| 自宅のプログラミング教材 動画やアプリで自分のペース | ○ 不要(自宅で受講) | × 声かけがないと止まりやすい | × やる時間を家庭で決める必要がある |
- ※所要時間は一般的な目安です。サービスにより異なります
まなびとこども
共働きの家庭では、送り迎えの1点で選択肢が絞られます。平日の夕方に大人が動けないなら、通いの教室は最初から候補から外して構いません。教室に通うタイプの費用の内訳は子どものプログラミング教室の費用相場にまとめています。
親が横につく時間も見落とされがちです。自宅の教材は月々の負担が軽い代わりに、続けるための声かけを家庭が引き受けることになります。「安いほうにしたのに誰も見ていなくて放置された」は起きやすい失敗です。
プログラミングを先にすべき例外
次の3つのどれかに当てはまるなら、順番を逆にします。
- 子どもがすでにマインクラフトやゲーム作りに夢中で、自分から「作り方を知りたい」と言っている
- 英語をすでに家庭で触れている(動画・絵本・学校の授業で困っていない)
- 座って書く学習が苦手で、手を動かす習い事のほうが続いた実績がある
1つ目がいちばん強い理由です。子どもが自分から向かっているものは、教える側の負担が小さくなります。興味が続いているうちに始めたほうが、同じ月謝でも進みが違います。
逆に、親が「将来のために」と考えて始めるプログラミングは、続かないことがあります。本人の動機がないまま週1回通うと、教室で座っているだけの時間になりがちです。ここはそろばんとプログラミングどっちを習わせるかでも触れた分かれ目です。
予算が1つ分でも、両方に触れさせる順番はある
「片方を選ぶ」は「片方を捨てる」ではありません。お金をかける枠を1つに決めて、もう片方は無料または低額の入り口で様子を見る、という置き方ができます。
具体的には次の順番です。
- 月謝の枠は1つに決める(この記事の基準では、迷ったら英語)
- もう片方は無料体験や学校の授業で反応だけ見る
- 子どもの食いつきが逆だったら、枠のほうを入れ替える
この形なら、親の予想が外れても損が小さくなります。先に決めるのは順番であって、一生の方針ではありません。
無料体験の使い方(申し込む前に決めておくこと)
無料体験は「良さそうか」を見る場ではなく、うちの子の反応を見る場です。教室やサービスの説明はどこも上手なので、判断材料になりません。
体験の前に、次の2つを決めておきます。
- 見るのは1点だけにする(例:飽きた瞬間に先生がどう動くか)
- その場では決めないと家族で先に合意しておく
英語から始める場合は、自宅で受けられるオンライン英会話が入り口として軽くなります。送り迎えが増えないので、続かなかったときに失うものが少なくて済みます。
クラウティは学研グループのオンライン英会話です。公式サイトによると、1つのプランを家族で最大6人までシェアできます。無料体験は8日間です。期間中に受けられるのは、10分レッスン2回または25分レッスン1回です(最終確認日:2026-09-18・公式サイト)。きょうだいがいる家庭や、親も一緒に使いたい家庭で枠を無駄にしにくい形です。
上の「例外」に当てはまってプログラミングを先にする場合は、別の入り口があります。教室に通わずに自宅で試せるオンライン教材です。デジタネは小中学生向けのオンラインAI・プログラミングスクールで、マインクラフトやロブロックスを使う教材です。公式サイトに14日間の無料体験の案内があります(最終確認日:2026-09-18・公式サイト)。送り迎えの負担を先に外して、食いつきだけを見たいときの入り口になります。
広告 / PR デジタネ オンライン(公式)どちらも、合わなければ体験だけで見送って構いません。体験を受けたからといって申し込む義務はありません。
よくある質問
Q. 早く始めないと英語の耳は育たないと聞きました
「何歳までに始めないと手遅れ」と言い切れる根拠は、家庭で確認できる形では出ていません。小学校の授業は3年生から始まるので、そこに合わせて準備しても遅くはありません。焦って始めて子どもが嫌がるほうが、あとの授業に響きます。始めどきの考え方は子どものオンライン英会話は何歳からにまとめています。
Q. プログラミングは中学受験に出ますか
一部の学校でプログラミングや思考力を問う入試方式はありますが、主流ではありません。中学受験を考えているなら、算数・国語の優先度が上です。受験のために習わせるより、本人の興味で選ぶほうが納得のいく使い方になります。
Q. 英語を選んだら、プログラミングは何もしなくていいですか
学校の授業で扱う機会はあります。家庭で追加するなら、無料のビジュアルプログラミング(画面上でブロックを並べる形式)を休日に触らせる程度で十分です。月謝をかけずに反応を見る段階として使えます。
Q. きょうだいで興味が分かれた場合は
上の子と下の子で枠を分けると、どちらも中途半端になります。家族でシェアできるサービスを選ぶか、学年が上の子を優先して、下の子は学校の授業に合わせる形が現実的です。きょうだいの分け方は兄弟・家族でシェアできるオンライン英会話でも整理しています。
まとめ:順番を決めれば、悩む時間が減る
決め方をもう一度並べます。
- 決め手がないなら英語が先(学校が毎年ぶつけてくる科目で、取り返しに時間がかかる)
- 子どもがすでにゲーム作りに向かっているならプログラミングが先
- 月謝の枠は1つに決め、もう片方は無料体験と学校の授業で反応だけ見る
- 送り迎えができない家庭は、通いの教室を最初に候補から外す
両方やらせている家庭と比べる必要はありません。1つに絞って続いたほうが、2つ抱えて両方やめるより残るものが多くなります。
※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
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参考にした情報
- 文部科学省「小学校外国語活動サイト」(最終確認日:2026-09-18)
- 文部科学省「プログラミング教育」(最終確認日:2026-09-18)
- 文部科学省「中学校技術・家庭科(技術分野)内容『D 情報の技術』」(最終確認日:2026-09-18)