プログラミング教室

大学入試の「情報」とは?小学生からプログラミングは必要か

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「大学入試にプログラミングが出るらしい」「うちの子、小学生のうちから何かやらせたほうがいいの?」——そんな話を耳にして、気になっている保護者の方は多いと思います。一方で、「まだ小学生なのに大学入試の話をされても」というのが正直なところではないでしょうか。

先に結論をお伝えします。大学入試に「情報」が加わったのは事実ですが、そのために小学生のうちからプログラミング教室に通う必要があるかというと、答えは「必須ではない」です。 ただし、入試とは関係のないところで、小学生の時期にやっておくと後がラクになることはいくつかあります。

この記事では、「情報Ⅰ」とは何なのか、学校の授業はどうつながっているのかを事実ベースで整理したうえで、小学生のうちに優先すべきこと・急がなくていいことを切り分けます。専門用語はそのつど言いかえるので、IT に詳しくない方も安心して読み進めてください。

そもそも「情報Ⅰ」とは?(事実の整理)

まず、いま起きていることを事実だけ並べます。

  • 高校の必修科目:2022年度から、高校で「情報Ⅰ」という科目が全員必修になりました。プログラミングのほか、情報を扱ううえでのルールやデータの読み方などを学ぶ科目です。
  • 大学入学共通テストへの追加2025年1月に実施された大学入学共通テストから、「情報」が出題教科として加わりました。
  • 国立大学の扱い:国立大学協会は2022年1月に、2025年度入試から共通テストで「情報」を含む原則6教科8科目を課す方針を公表しました。それまでの5教科7科目からの変更です。

(最終確認日:2026-07-25。入試の扱いは大学ごとに異なり、配点や利用方法も変わることがあります。実際の受験校の条件は、必ずその大学の最新の入試要項でご確認ください。)

つまり、今の小学生が大学を受けるころには、「情報」は国語や数学と並ぶ受験科目のひとつになっている可能性が高い、という状況です。ただしこれはあくまで高校で学ぶ内容の試験であって、小学生向けの試験ではありません。ここを混同しないことが大事です。

学校の授業はもうつながっている(小・中・高の流れ)

「小学生のうちから何もしていないと出遅れるのでは」と心配になりますが、実は学校の授業がすでに階段状につながっています。

  • 小学校:2020年度からプログラミング教育が必修化。ただし「プログラミング」という教科ができたわけではなく、算数や理科などの授業の中で、順序立てて考える力(プログラミング的思考)を育てる形です。
  • 中学校:2021年度から、技術・家庭科(技術分野)でプログラミングの内容が拡充されました。
  • 高校:2022年度から「情報Ⅰ」が必修に。ここでコードを書く学習が本格的に登場します。

(出典:文部科学省の情報教育関連資料、および各教育機関の解説。最終確認日:2026-07-25)

つまり、何もしなくても学校で順に触れる設計になっています。 家庭で先取りしなかったからといって、いきなり置いていかれるわけではありません。ここは安心してよいところです。

それでも小学生のうちにやる意味はあるのか

では家庭でやることに意味はないのか、というとそうでもありません。入試対策としてではなく、別の理由で意味があります。

1. 「情報Ⅰ」で問われるのは暗記より考え方だから

高校の「情報Ⅰ」やその試験で問われるのは、特定の言語を覚えているかどうかというより、手順を筋道立てて考え、データを読み解く力の部分が大きいとされています。この土台は、小学生のころにブロック型の教材やパズルで遊びながら育てられるものです。逆に言えば、高校になってから急に身につけるのが難しいのはこちらの方です。

2. パソコンやキーボードへの慣れは早いほど有利

高校の授業でも大学入試でも、画面上で操作したり、文字を入力したりする場面が出てきます。タイピングやファイル操作といった「道具の慣れ」は、練習量がそのまま効いてくる部分です。ここは小学生のうちに少しずつ触れておくと、後で余計な負担にならずに済みます。

3. 「好きかどうか」を早めに知れる

これがいちばん大きいかもしれません。プログラミングは、向き・不向きがはっきり出る分野です。小学生のうちに体験しておけば、本人が好きなのか、そうでもないのかが分かります。 好きなら伸ばせばいいし、そうでなければ別の得意を探せばいい。早く始める価値は「先取り」より「見極め」にあります。

逆に、急がなくていいこともあります。特定の言語(PythonやJavaScriptなど)を小学生のうちに習得しておく必要はありません。 高校で扱う内容は高校で学べますし、技術の移り変わりも速いためです。

家庭での選択肢|学校だけ・家庭教材・教室の違い

「じゃあ何をすればいいのか」を、現実的な3つの選択肢で比べます。どれが優れているという話ではなく、ご家庭の時間・費用・お子さんのタイプで選ぶものです。

小学生のプログラミング | 進め方の選択肢

学校の授業だけ・家庭用教材・教室、どれで進める?

入試対策ではなく「慣れ」と「見極め」を目的に考えると選びやすくなります

費用親の手間本人の得意・不得意の見極め
学校の授業だけ 追加費用なし 追加の負担なし 家庭の準備は不要 触れる時間は限られる
家庭用の教材・通信講座 自宅で取り組む 月額・教材費がかかる 声かけが必要な子も 継続して様子を見られる
プログラミング教室 通学またはオンライン × 月謝は高めになりやすい 進行は先生に任せられる 体験1回でも反応が分かる
  • ※料金・対象年齢・オンライン対応はサービスごとに異なります。最新は各公式サイトでご確認ください。
  • ※学習の効果や向き不向きには個人差があります。合わなければ見送ってかまいません。

まなびとこども

最初の一歩としては、「無料体験を1回受けてみる」がいちばん費用対効果が高いと考えています。続けるかどうかは、お子さんの反応を見てから決めればよいからです。

教室で様子を見たい場合

教室型では、ロボットやゲーム制作などから選べて、教室・オンラインの両方に対応しているところが選びやすいです。たとえば LITALICOワンダーは年長から高校生までを対象とし、コースごとに開始年齢が異なります。無料体験授業があり、教室とオンラインのどちらでも受けられます(授業料は通塾の頻度やコースによって異なるため、公式サイトでご確認ください。公式FAQで確認・最終確認日:2026-07-25)。

体験1回でも、お子さんが画面の前で身を乗り出すかどうかで向き不向きはかなり見えます。まず試して、合わなければ見送ってOKです。

広告 / PR IT×ものづくり教室【LITALICOワンダー】

自宅で無理なく触れておきたい場合

送迎ができない、まずは負担の少ない形で始めたい、というご家庭には、自宅で取り組める講座もあります。Z会のプログラミング関連の講座は、小学生向けのものから、小学校高学年〜中学生を対象に、プログラミングやデータの活用まで扱う中学技術活用力講座まで用意されています(対象・内容は公式サイトで確認・最終確認日:2026-07-25)。学校の技術科や、その先の「情報Ⅰ」を意識して、家庭でならしておきたい場合の選択肢になります。

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注意点|「入試に出るから」で決めないほうがいい理由

ここは正直にお伝えしておきます。

  • 入試の制度は変わります。 配点や利用方法は大学ごとに異なり、今後見直される可能性もあります。10年以上先の入試を前提に、いま高い月謝を払い続ける判断は慎重にしたほうがよいです。
  • 「情報ができれば有利」とは言い切れません。 共通テストは総合点の勝負であり、ほかの教科の学習時間を削ってまで小学生から先取りする必然性は乏しいと考えられます。
  • 嫌いになるといちばん損です。 無理に続けて「プログラミング=嫌なもの」になってしまうと、高校で本当に必要になったときに逆風になります。本人が楽しんでいるかどうかを最優先に。
  • 月謝は続けられる範囲で。 プログラミング教室は習い事のなかでは月謝が高めになりやすい分野です。家計の中で無理のない額かどうかを先に決めてから体験に行くと、判断がぶれません。

よくある質問(FAQ)

Q. 小学生のうちに始めないと間に合いませんか?

間に合わないということはありません。学校で小・中・高と段階的に扱われる設計になっています。小学生のうちに始める価値は先取りより、慣れることと、好きかどうかを知ることにあります。

Q. 何年生から始めるのがいいですか?

決まった正解はありません。画面を使わないブロック型の教材なら年長〜低学年でも扱えますし、キーボードを使う本格的な内容は、ローマ字を学ぶ中学年以降のほうがスムーズなことが多いです。本人が興味を示したときが、いちばんよいタイミングです。

Q. 教室に通わず、家庭のパソコンだけでもできますか?

できます。無料で使える学習用のツールもあります。ただし、つまずいたときに教えられる大人が家にいるかどうかで続きやすさが変わります。親が教えられない前提なら、教室や講座のほうが続きやすい傾向はあります。

Q. タイピングは先に練習させるべき?

「情報」のためというより、調べ学習や作文の入力など日常の場面で役に立ちます。急ぐ必要はありませんが、ローマ字を習ったあとに少しずつ触れておくと後がラクです。

Q. 中学受験と両立できますか?

時間の配分次第です。受験期に新しい習い事を足すのは負担が大きいので、受験前に体験だけしておき、本格的に取り組むのは受験後という進め方も現実的です。

まとめ:入試のためでなく「見極め」のために

大学入試に「情報」が加わったのは事実ですが、それは小学生のうちからプログラミングを詰め込む理由にはなりません。 学校の授業は小・中・高とつながっており、高校で学ぶ内容は高校で学べます。

小学生の時期にやる価値があるのは、次の3つです。

  • 手順を考える力に、遊びの延長で触れておくこと
  • パソコン・キーボードへの慣れを少しずつ作っておくこと
  • そして何より、本人が好きかどうかを早めに知ること

まずは無料体験を1回。お子さんの反応を見て、続けるかどうかを決める——それで十分です。合わなければ見送って、別の得意を探せばいいのですから。

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※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。