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小3で理科・社会が始まる|つまずく点と家庭でのフォロー

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「3年生になってから、急に教科が増えた」 「理科と社会のテストが返ってきたけれど、点がいいのか悪いのかもよく分からない」

小学3年生は、それまでの「生活科」がなくなり、理科と社会という2つの教科が新しく始まる学年です。国語と算数は1年生から続いているので変化に気づきやすいのですが、理科・社会は突然増えるうえに、家庭で何を見てあげればいいのかが分かりにくい教科でもあります。

しかも保護者の側にも、「理科は自分も苦手だった」「社会は暗記させるしかないのでは」という苦手意識があることが多く、放置されやすいのが実情です。

この記事では、小3の理科・社会で実際に何を習うのか、どこでつまずきやすいのか、家庭でできる具体的なフォローを整理します。理科・社会が専門でない保護者でも今日から動ける形にまとめました。

先に結論:小3の理社は「覚える科目」として扱わない

やることを1つに絞るなら、理科・社会を「覚える科目」として扱わないことです。

小3の理科・社会は、中学生の理科・社会とは性質がまったく違います。用語を暗記させる段階ではなく、「身の回りのものをよく見る」「気づいたことを言葉にする」「調べて確かめる」練習をしている段階です。

ここを取り違えて、いきなり一問一答のドリルで用語を覚えさせると、点は一時的に取れても、4年生以降で「考える問題」が増えたときに崩れます。逆に、この学年で「見る・気づく・言葉にする」が身についた子は、あとから知識を足していけます。

つまり家庭でやることは、次の3つに集約されます。

  1. 習っている単元が今どこなのかを把握する(教科書やノートを月に1回見るだけで十分)
  2. 習ったことを生活の中で1回だけ話題にする(スーパー、公園、天気、地図など)
  3. 書く・まとめる部分だけを手伝う(実験の結果や見学のメモを言葉にするところ)

**理科・社会は、家庭の関わり方が最も点差に出やすい教科です。**教える必要はありません。関心を向けるだけで変わります。

小3の理科・社会では何を習うのか

まず、何を習っているのかを知らないとフォローのしようがありません。文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年告示)にもとづく、小3の学習内容は次のとおりです。

理科(年間90時間)

小3の理科は、大きく2つの領域に分かれています。

物質・エネルギー領域

  • 物と重さ(形が変わっても重さは変わるか、など)
  • 風とゴムの力の働き
  • 光と音の性質(鏡で光を集める、音の伝わり方)
  • 磁石の性質
  • 電気の通り道(豆電球と乾電池のつなぎ方)

生命・地球領域

  • 身の回りの生物(昆虫や植物の育ち方、体のつくり)
  • 太陽と地面の様子(かげの動き、日なたと日かげ)

社会(年間70時間)

  • 身近な地域や市区町村の様子(地図、方位、土地の使われ方)
  • 地域に見られる生産や販売の仕事(農家、工場、スーパーマーケット)
  • 地域の安全を守る働き(消防署、警察署)
  • 市の様子の移り変わり(昔の道具、暮らしの変化)

なお、小学校の標準授業時数(学校教育法施行規則の別表第一)では、小3の年間総授業時数は910時間で、小2の880時間から増えています。教科が2つ増えたぶん、授業も30時間分増えていると考えると、子どもの疲れ方が変わるのも自然なことです。

ここで注目してほしいのは、社会の内容がほぼすべて「自分が住んでいる地域」の話だという点です。ここが後で効いてきます。

小3でつまずきやすい3つのポイント

1. 社会の「地域教材」は家庭で補いにくい

小3の社会は、住んでいる市区町村を題材にします。多くの学校では、市区町村や教育委員会が作った副読本(地域の地図や産業をまとめた冊子)を使います。

つまり、市販のドリルや通信教育では、この部分をそのまま補うことができません。「社会の点が悪いから問題集を買ってきた」がうまくいきにくいのは、このためです。

ここは、教材よりも家庭での会話や外出のほうが効きます。買い物に行ったときに「このお店の野菜はどこから来てるんだろうね」と一言添えるだけで、授業とつながります。

2. 理科は「実験したこと」と「テストで問われること」が結びつかない

理科の授業では実験や観察をします。子どもは楽しんで帰ってきます。ところがテストで問われるのは、その実験から何が言えるのかという結論の部分です。

Z会が公開している小3向けの理科・社会の情報ページでも、実験や観察の過程・結果が見えないままだと、それが何につながるのかを理解しにくくなる、という趣旨の指摘がされています(2026-08-01に確認)。

**「楽しかった」で終わらせず、「で、何が分かったの?」を1回だけ聞く。**これがいちばん安上がりで効果的なフォローです。答えられなくても責める必要はありません。聞かれると思うと、次の実験のときに子どもの見方が変わります。

3. 「書いてまとめる」量が急に増える

理科の観察カード、社会の見学メモ、新聞づくり。小3は書いてまとめる作業が一気に増える学年です。ここでつまずく子はかなり多く、理科・社会が苦手というより「まとめるのが苦手」なだけ、というケースがよくあります。

見分け方は簡単で、口で説明させるとちゃんと言えるかどうかです。口では言えるのに紙が白いままなら、それは理科・社会の問題ではありません。

このタイプは、書く負担のほうを先に軽くしてあげると変わります。文字を書くこと自体につまずいている場合は、小3でローマ字が覚えられない|ヘボン式に変わった今の教え方のように、書く作業そのものを整理する視点も参考になります。

あわせて知っておきたい「小3は学力差が見えはじめる」

小3から小4にかけては、低学年では目立たなかった学力の差が見えはじめる時期だと言われます。教科が増え、内容が具体的なものから少し抽象的なものへ移っていくためです。

ただし、これは「小3で決まってしまう」という意味ではありません。学びの進み方には個人差があり、同じ内容でも理解に時間がかかる子はいます。焦って詰め込むより、興味を切らさないことのほうが、この学年では優先度が高いと考えてください。

家庭でできるフォロー(教科別・今日から)

理科:3つの質問だけ用意しておく

理科のフォローは、道具も知識も要りません。次の3つを、単元が変わるタイミングで聞くだけです。

  1. 「今、理科で何やってるの?」(単元の把握)
  2. 「何が分かったの?」(結論の言語化)
  3. 「それってどこで使われてると思う?」(生活との接続)

3つ目が特に効きます。磁石なら冷蔵庫のマグネット、光なら鏡や虫めがね、電気なら懐中電灯。家の中にあるものと結びついた瞬間に、理科は「学校の話」から「自分の話」になります。

観察の宿題が出たら、写真を撮らせるのも有効です。あとで見返しながらまとめられるので、書く負担が下がります。

社会:週末の外出を1回だけ「授業」にする

社会は、地域そのものが教材です。特別なことをする必要はなく、いつもの外出に一言足すだけで十分です。

  • スーパーで:「このお魚どこから来てる?」(産地表示を見る)
  • 散歩で:「この道の先って何がある?」(地図と結びつける)
  • 消防署の前で:「ここの人たちは何をしてると思う?」
  • 祖父母の家で:「昔はどんな道具を使ってた?」(市の移り変わり)

**社会が得意な子の家庭は、たいてい「地図を見る習慣」があります。**紙の地図でも地図アプリでもかまいません。出かける前に「今からここに行くよ」と場所を見せるだけで、方位や位置の感覚が育ちます。

共通:テスト前に「教科書を音読させる」

理科・社会のテスト対策で、いちばん手間がかからず効果が見えやすいのは、該当ページの教科書を声に出して読ませることです。

小3のテストは教科書の内容から出ます。問題集を買い足す前に、まず教科書に戻る。これで足りる子はかなりいます。それでも点が伸びないときに、はじめて教材を検討する順番が合理的です。

家庭学習をどう補うか:3タイプの向き・不向き

教科書と会話だけでは足りない、あるいは共働きで平日に会話の時間が取れない場合は、教材の力を借りることになります。理科・社会に関しては、選択肢の性格がはっきり分かれます。

小3の理科・社会 | 家庭でのフォロー

理科・社会を家庭で補う3タイプの比較

どれが良いかは、つまずきの中身と親が使える時間で変わります

理科の実験・観察の補い方社会の資料の読み取り親の手間
映像授業型の通信教育 例:スタディサプリ小学講座 写真や図で授業を振り返れる 図や資料の読み取りを扱う 自動採点で丸つけ不要
紙のテキスト+添削型 例:Z会 小学生コース 読み物と問題が中心。実物は家庭で補う 記述で考えをまとめる練習になる 取り組む時間の管理は必要
市販ドリル・図鑑だけで対応 教材は買い切り 体験は増やせるが単元との対応は親次第 × 住む地域を扱う単元は市販で補えない × 選ぶ・教える負担が大きい
  • ※料金・無料体験の条件は変更されることがあります。申し込み前に各サービスの公式サイトで必ずご確認ください(本記事の確認日:2026-08-01)。
  • ※学習の効果には個人差があります。表は一般的な向き・不向きの整理で、成果を示すものではありません。

まなびとこども

映像授業型:授業をもう一度見直したい子に

「学校で1回聞いたけれど分からなかった」に対しては、同じ説明をもう一度、止めたり戻したりしながら聞ける形が向いています。理科は写真や図が多いほど理解しやすい教科なので、映像との相性は良いほうです。

たとえばスタディサプリ小学講座は、公式サイトの小3向けページに、算数・国語・理科・社会の4教科に対応していること、理科は写真や図を使って実験・観察を振り返る内容であること、社会は図や資料から情報を読み取る力を養う内容であることが記載されています。1回あたり約5分で終わり、解いた問題はその場で自動採点されるため保護者の丸つけは不要、とも案内されています(2026-08-01に公式サイトで確認)。

料金は公式サイトに、月払いで月額2,178円(税込)、12か月一括払いで21,780円(税込・月あたり1,815円)と記載があります。あわせて14日間の無料体験の案内があり、条件として「初回利用者が対象」「Webサイトかつクレジットカード決済での申し込みに限る」「14日間には申し込み日を含む」と書かれています(同日確認)。金額や条件は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式で確認してください(要確認)。

**「親が理科・社会を教えるのは無理」「まず映像で伝わるタイプか試したい」という家庭に向きます。**合わなければ無料体験の期間内にやめる前提で、理科の1単元だけ見せてみるのが現実的な使い方です。

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紙のテキスト+添削型:書いてまとめる力を伸ばしたい子に

さきほど触れたとおり、小3の理科・社会は「書いてまとめる」量が増えます。そこを鍛えたいなら、書いて提出し、人に見てもらう形が理にかなっています。

たとえばZ会の小学生コースは、公式サイトの2026年度受講会費のページに、3年生スタンダードの4教科セット(国語・算数・理科・社会)が12カ月一括払いで月あたり4,550円、毎月払いで月あたり5,353円と記載されています。英語を加えた5教科セットは12カ月一括払いで月あたり4,980円です。各教科に毎月の添削課題が含まれるとも案内されています(2026-08-01に公式ページで確認)。

ただし紙の教材は、実験や観察そのものを代わりにやってくれるわけではありません。「読んで考える」部分は強いが、「体験する」部分は家庭が補うという前提で見てください。また、続けるには取り組む時間を家庭で確保する必要があります。

どの教科をどのくらいやるかを決めてから申し込みたい場合は、無料の資料請求でおためし教材を取り寄せて、子どもに1ページやらせてみるのが確実です。「うちの子に文章量が多すぎないか」を実物で確かめてから決められるのが利点です。

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市販ドリル・図鑑だけ:親が伴走できる家庭なら十分

費用を抑えたいなら、市販の教材と図鑑、そして外出だけでも成立します。実際、小3の理科は身近な現象が中心なので、家庭でできる実験も多い学年です。

ただし2つ弱点があります。ひとつは、社会の「自分の住む市区町村」を扱う単元は市販では補えないこと。もうひとつは、どの単元をいつやるかを親が判断しなければならないことです。共働きなどで時間が取りにくい家庭では、ここが続かない原因になりやすいです。

注意点・気をつけたいこと

一問一答から始めない

小3の理科・社会は、用語を覚える段階ではありません。用語カードや一問一答から入ると、「理科・社会=つまらない暗記」という印象が固定されます。これは4年生以降にかなり響きます。まず観察と会話、必要になってから用語です。

点数が低くても慌てなくてよい

小3の理科・社会のテストは、単元ごとに実施され、教科書の内容がそのまま問われることが多いです。1回悪くても、その単元を教科書で読み直せば戻ることがほとんどです。「理科が苦手な子」という決めつけを、この学年でしないでください。

家庭実験は安全を最優先に

磁石、光、電気は家庭でも試しやすい単元ですが、虫めがねで太陽を見ない、乾電池をショートさせないなど、安全上の注意は必ず先に伝えてください。教科書に書かれている注意書きを一緒に読むだけでも違います。

親が「教える役」になりすぎない

理科・社会は、親が知っていることを話したくなる教科です。ただ、しゃべりすぎると子どもは考えるのをやめます。**質問して、待つ。**役割はこれで十分です。

効果には個人差がある

同じ教材、同じ関わり方でも、合う子と合わない子がいます。**無料体験や資料請求は「合うかどうかを見る場」**であって、成果を約束するものではありません。合わなければ見送ってかまいません。

よくある質問

Q. 理科と社会は小学何年生から始まりますか? A. 小学3年生からです。1・2年生の「生活科」に代わって、3年生から理科と社会が別々の教科として始まります。標準授業時数は年間で理科が90時間、社会が70時間です。

Q. 3年生のうちから塾や通信教育は必要ですか? A. 必須ではありません。まずは教科書の音読と家庭での会話で足りる子が多いです。検討するとしたら、「教科書を読んでも本人が内容を説明できない」「共働きで平日に会話の時間が取れない」といった具体的な理由があるときです。

Q. 社会の点が取れません。何をすればいいですか? A. まずテストを見て、地図や資料の読み取りで落としているのか、地域の知識(副読本の内容)で落としているのかを分けてください。前者は資料の読み取り練習が効きますが、後者は学校の副読本と授業ノートに戻るしかありません。市販教材では補いにくい部分です。

Q. 理科の実験を家でもやったほうがいいですか? A. やれるならプラスになりますが、必須ではありません。それより「学校でやった実験で何が分かったか」を言葉にさせるほうが、テストの点には直結します。家庭実験は「興味を切らさないための燃料」と考えてください。

Q. 中学受験を考えている場合は違いますか? A. 3年生の段階でやることは大きく変わりません。理科・社会は興味の量がそのまま後の伸びしろになる教科なので、この学年では体験と会話を優先するほうが結果的に有利です。準備の始め方は中学受験を考え始めた小3・小4へ|家庭学習は何から始める?もあわせてご覧ください。

まとめ

小3で始まる理科・社会は、用語を覚える科目ではなく、見て・気づいて・言葉にする練習をする科目です。ここを取り違えなければ、家庭でやることは驚くほど少なくて済みます。

  • 理科は「何が分かったの?」と1回聞く
  • 社会は外出のついでに地図と産地を見る
  • テスト前は教科書を音読させる
  • 書いてまとめるのが苦手なだけ、というケースを疑う

それでも足りないと感じたら、映像で授業を見直せる形か、書いて添削してもらえる形のどちらかを、子どものタイプに合わせて選んでください。どちらも無料体験や資料請求から始められるので、「合わなければ見送る」前提で1つだけ試すのが、いちばん損の少ない進め方です。

教科が増えるのは、負担が増えることであると同時に、子どもが得意を見つけるチャンスが2つ増えることでもあります。点数より先に、興味のほうを見てあげてください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」および標準授業時数の資料(小3の理科・社会の内容、年間授業時数。2026-08-01確認)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/
  • スタディサプリ 公式サイト「小学講座 小3」(対応教科・料金・14日間無料体験の条件。2026-08-01確認)https://studysapuri.jp/course/elementary/sho3/
  • Z会 公式サイト「小学生コース3〜6年生 2026年度受講会費」および「小学3年生のための理科・社会スタート応援サイト」(受講会費・理科社会の学び方。2026-08-01確認)https://www.zkai.co.jp/el/n/price/

※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。