小学生の英検3級ライティングが書けない|家庭での直し方
※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
「読む問題は解けるのに、英作文だけ真っ白で戻ってくる」。英検3級に挑む小学生の保護者から、よく届く相談です。3級から英作文が2題になり、書く量は合わせて40語から60語ほどになりました。
先に結論をお伝えします。書けない原因の多くは英語力ではなく、日本語で答えの中身が決まっていないことです。 求められる語数は短いので、型を決めて埋める練習に切り替えれば、残り2週間でも形にはできます。
この記事でわかることは次の3つです。
- 3級ライティング2題の中身と、採点で0点になる条件
- 小学生がつまずく4つの場面と、家での直し方
- 一次試験前16日間の練習の組み方(次の第3回は2027年1月24日)
3級から増えた英作文2題
英検3級の一次試験では、筆記の大問4にEメール問題、大問5に英作文(意見論述)問題が出ます。書く語数の目安は、Eメール問題が15語から25語程度、英作文問題が25語から35語程度です(旺文社「英語の友」の英検3級ライティング解説・最終確認日:2026-09-18)。
4級・5級には英作文がありません。 英検公式の3級のページには「この3級からライティング試験および面接試験が加わり」と書かれています。4級に受かった流れで3級に進む小学生にとって、英作文は初めて出会う形式です。読めるのに書けないのは、力が落ちたからではありません。
筆記(リーディングとライティング)の試験時間は65分です(英検公式「3級の過去問・試験内容」・最終確認日:2026-09-18)。2題の英作文と読解を、この時間の中で配分します。
採点は4観点で16点満点
意見論述問題は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点で採点されます。各観点が0点から4点の5段階で、合計16点満点です(英検公式「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(3級)」・最終確認日:2026-09-18)。Eメール問題は「内容」「語彙」「文法」の3観点で9点満点とされています(旺文社「英語の友」)。
英検公式は、0点になる場合と減点される場合も公開しています。
- QUESTIONに答えていないと判断されると、すべての観点で0点と採点されることがある
- 自分の考えと矛盾する理由や説明がある
- 解答が極端に短い、または理由が2つ書かれていない
- 自分の考えがはっきり書かれていない
- 接続詞などを使わず、全体の構成がわかりにくい
- 英語以外の言葉を説明なく使っている
この一覧に「つづりのミス」は単独の項目として出てきません。先に効くのは、聞かれたことに答えているかと、理由が2つあるかです。 家庭練習の順番も、つづりより先に中身から入るほうが点につながります。
小学生がつまずく4つの場面
英作文が真っ白になる小学生を見ていくと、止まる場所はだいたい決まっています。学年や英語歴より、次の4つのどれで詰まっているかを先に切り分けてください。
日本語でも答えが出てこない
一番多い入り口です。「あなたは休日に外で遊ぶのが好きですか」と聞かれて、日本語でも理由が2つ浮かばない状態で英語に向かうと、手が止まります。小学生は作文そのものの経験が少ないため、英語の前で詰まっているように見えて、実は中身で詰まっています。
切り分けは簡単です。問題文を日本語に直して読み上げ、口で答えさせてください。 日本語でスラスラ言えるなら英語の問題、日本語でも止まるなら中身の問題です。
理由が1つで止まる
「I like it. It is fun.」で終わってしまう型です。英検公式が減点の例に「理由が2つ書かれていない」を挙げている以上、ここは点の取りこぼしに直結します。
小学生は「2つ目の理由」を新しく考えようとして固まります。1つ目の理由を具体的にするだけでも、別の文にできます。友だちの名前、場所、曜日など、話を細かくする方向に誘導してください。
つづりがローマ字になる
小3でローマ字を習った直後の子に起こりやすい混ざり方です。school を sukuru、friend を furendo のように書いてしまいます。ローマ字と英語のつづりは別のルールなので、頭の中で同居していると英作文でぶつかります。
対策は、書く単語を絞ることです。英作文で使う単語を30語ほどに限定し、その30語だけつづりを完璧にします。 学校のローマ字の学習と切り分けたい場合は、小3でローマ字が覚えられない|ヘボン式に変わった今の教え方も参考にしてください。
Eメールで質問に答え忘れる
Eメール問題は、届いたメールの下線部について2つ質問する、または聞かれたことに答える形式です。小学生は本文を読むことに集中してしまい、指示を1つ落とします。指示を落とすと「QUESTIONに答えていない」に近づき、内容の点が下がります。
問題用紙に印をつける習慣で減らせます。指示の文に線を引き、書き終えたら線の数と自分の文の数を照合させてください。
家で直す3ステップ
順番が大事です。つづりの練習から入ると、中身が空のまま時間だけ過ぎます。
ステップ1 日本語で中身を決める
問題文を親が日本語で読み上げ、子どもに口で答えてもらいます。紙に書くのは日本語のメモだけで構いません。決めるのは次の3点です。
- 好きか好きではないか(どちらの立場か)
- 理由の1つ目
- 理由の2つ目
ここが5分で決まるようになると、英語に移ってからの手は止まりにくくなります。英語が苦手な保護者でも、この工程は担当できます。
ステップ2 型を紙1枚にする
3級の意見論述は、構成が決まっています。紙1枚に次の型を書き、机に貼ってください。
- I think (I don’t think) 〜.
- I have two reasons.
- First, 〜.
- Second, 〜.
英検公式が「接続詞などを使わず全体の構成がわかりにくい」を減点の例に挙げているため、First と Second を毎回置く形は構成の点を守る役に立ちます。型を使い回すことは不正ではありません。中身を自分で決めていれば問題ありません。
ステップ3 語数を数えて書き写す
書き終えたら本人に語数を数えさせます。25語に届かない答案は、英検公式が挙げる「解答が極端に短い」に近づきます。数えるだけの作業ですが、短すぎる答案は目に見えて減ります。
語彙と過去問の演習を1つにまとめたい家庭には、旺文社の教材をそのまま画面で解けるネット教材もあります。【旺文社 英検ネットドリル】
:単語とリスニング、過去問の量をこなす用途に向きます。自分で書いた英文を人に直してもらう工程は、別に用意する前提で考えてください。
一次試験前16日間の組み方
2026年度第2回の一次試験(本会場)は2026年10月4日(日)でした。次の**第3回は、一次試験(本会場)が2027年1月24日(日)、個人申込の受付が2026年10月30日(金)〜12月14日(月)**です(英検公式「2026年度 試験日程」・最終確認日:2026-10-04)。受験日と会場は、協会から届く案内で必ず確認してください。
一次試験の16日前から、1日20分で組むと次の配分になります。第3回なら1月8日が16日前です。それより前の期間は、下の1段目と2段目を長めに繰り返してください。
| 期間 | やること | 1日の時間 |
|---|---|---|
| 16〜12日前 | 日本語で立場と理由2つを決める練習のみ | 10分 |
| 11〜7日前 | 型に当てはめて英語で書く。語数を数える | 20分 |
| 6〜3日前 | Eメール問題。指示に線を引いて答える | 20分 |
| 2〜1日前 | 使う30語のつづり確認と、過去問1回分 | 15分 |
つづりを最後に置いているのは、採点の観点で先に効くのが内容と構成だからです。時間が足りない年ほど、この順番が効きます。
家庭だけか外の添削か
英作文には「書いたものを誰かが直す」工程が必要です。読解や単語と違い、答えが1つではないためです。ここを家庭で持てるかどうかが分かれ目になります。
英検3級ライティング | 対策の持ち方
家庭・教材・個別指導の役割の違い
つづりの練習と英作文の添削は、別の工程です
| つづり・語彙の練習 | 書いた英作文の添削 | |
|---|---|---|
| 親が家で見る 費用ゼロ | ○ 単語の確認と語数数えは親でもできる | △ 文法の正誤判断は保護者の英語力しだい |
| ドリル・アプリ 月額・買い切り | ○ 出題形式と語彙の量をこなせる | △ 自由に書いた英文の扱いは商品ごとに違う |
| 英検専門の個別指導 月謝が高め | ○ 使う型と単語を講師が絞ってくれる | ○ 書いた英作文を講師が直す仕組みがある |
- ※添削の回数・料金・対応級はサービスごとに違います。申し込み前に各公式サイトでご確認ください
まなびとこども
家庭で回せるのは、次の条件がそろう場合です。
- 保護者が3級程度の英文の正誤を判断できる
- 週に3回、15分ほど向き合う時間が取れる
- 子どもが親の指摘を受け取れる(ケンカにならない)
1つでも欠けるなら、添削だけ外に出す形が現実的です。親が教えると言い合いになる家庭は、小学生に勉強を教えるとケンカになる|親が教えない切り替え方も合わせて読んでください。
無料面談で確かめる3点
外に出すと決めたら、いきなり契約せず面談で確かめます。英検専門のオンライン個別指導サービスでは、受講前の無料面談を設けているところがあります。
面談で聞く内容を3つに絞ってください。
- 英作文の添削は誰が、どのくらいの頻度で行うか
- 小学生に教えた経験があるか(中高生向けの教え方をそのまま使わないか)
- 一次試験までの残り日数で、何をどこまでやるか
スタスタLIVE英検は、小学生から社会人まで、英検5級から1級に対応する英検専門のオンライン個別指導です。指導は1コマ55分のマンツーマンで、講師による英作文添削は毎日でも対応すると公式サイトに記載があります。受講前には約60分のオンライン面談が用意されています(公式サイト・最終確認日:2026-09-18)。
面談で「うちの子には早い」と感じたら、そのまま見送ってください。3級は次の回もあります。学習の進み方には個人差があるため、今回の受験で結果が出なくても、書く練習そのものは次に残ります。
よくある質問
Q. 英作文はテンプレートを覚えるだけで点が取れますか
型だけでは足りません。英検公式は「QUESTIONに答えていない」場合にすべての観点で0点になることがあると示しています。型は構成の点を守るための道具で、中身は毎回自分で決める必要があります。
Q. つづりを間違えると不合格になりますか
英検公式が公開している減点の例に、つづりミス単独の項目はありません。ただし語彙は採点の観点の1つです。使う単語を絞り、その範囲だけ正確に書けるようにするのが現実的です。
Q. 小学生には25語から35語でも多く感じます
日本語のメモを先に作ると量の感じ方が変わります。立場1文、理由2文、それぞれの説明1文ずつで、おおむね届く長さです。白紙のまま英語で考えさせる進め方が、量を重く見せています。
Q. Eメール問題と英作文問題、どちらを先に対策しますか
英作文(意見論述)を先にしてください。配点が16点満点で、Eメール問題の9点満点より大きいためです(旺文社「英語の友」)。型を1つ持てば、Eメール問題の返信文にも流用できます。
Q. 一次に落ちたら、書く練習は無駄になりますか
無駄にはなりません。3級以上は英作文が出続けるため、型と語彙はそのまま次の回に持ち越せます。中学入学後の英語の授業でも、書く工程は増えていきます。
まとめ
英検3級の英作文が真っ白になるのは、英語力ではなく中身が決まっていないことが原因のことが多いものです。
- 3級は英作文が2題。Eメールは15語から25語、意見論述は25語から35語が目安
- 意見論述は内容・構成・語彙・文法の4観点で16点満点
- QUESTIONに答えていないと全観点0点になることがある。理由が2つないと減点の例に当たる
- 家庭練習は「日本語で中身を決める→型に入れる→語数を数える」の順
- つづりの確認は最後でよい
まず今日は、過去問を1問だけ日本語で答えさせるところから始めてください。そこで子どもが言葉に詰まらなければ、あとは型を渡すだけです。
※本記事は情報提供を目的としたもので、学習の成果を保証するものではありません(効果には個人差があります)。料金・無料体験の条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
あわせて読みたい
参考にした情報
- 公益財団法人 日本英語検定協会「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(3級)」(最終確認日:2026-09-18)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「3級の過去問・試験内容」「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」(最終確認日:2026-09-18)
- 旺文社「英語の友」英検3級ライティングの問題と解答のコツ(最終確認日:2026-09-18)